感想(ヤ・ラ・ワ行)

2013年03月15日

藁の楯 わらのたて
2013年ワーナー
04月26日公開
http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/
0☆
製作指揮: 城朋子
        ウィリアム・アイアトン
監督: 三池崇史
原作: 木内一裕 『藁の楯』(講談社文庫刊)
脚本: 林民夫
編集: 山下健治
音楽: 遠藤浩二
主題歌: 氷室京介 『NORTH OF EDEN』
出演: 大沢たかお
    松嶋菜々子
    岸谷五朗
    伊武雅刀
    永山絢斗
    余貴美子
    藤原竜也
    山崎努
waranotate























ホームビデオのカメラの前でじじいが幼い孫娘を殺された。孫を殺した清丸国秀を殺したら、10億円差し上げますと言う。新聞にも10億払うということが全面広告で出される。清丸はマンションの部屋にいた。同居している男が弁当を食えと渡す。その男が殴りかかる、金が要るんだと。町中が10億円欲しさに清丸を殺そうと狙う。怪我をしながら清丸は怖くなり福岡県警に保護を求める形で自首する。福岡県警から東京の警視庁に清丸を移送するために警視庁からSPほか3人、福岡県警の刑事2人が護衛することになる。道路を封鎖し、パトカーに囲まれながら車で移動する中でも警察の部隊から清丸を殺そうというのが出て来る。新幹線を使った移動でも清丸を狙うおっさんが現れる。清丸が居る場所が逐一ばれている。

まず、殺したら10億やるということをテレビ、新聞に載せるということ自体現実的ではない。この映画の設定が今の日本であるからだ。アメリカの西部劇の世界やマッドマックス2みたいな設定であればそういうことは許されるが、殺人契約を堂々とマスメディアでやるのは無理である。公序良俗に反する契約での金銭授受というのは出来ないので受け取れないはず。また、受け取っても受刑者となるのでメリットがないからそんな殺しに来るかという疑問が残る。じいさんが大金持ちなのだからこっそりヒットマンでも雇えばいいだけの話じゃないか。こんな変な社会になんだから清丸も撃ち殺しても構わないという刑事が出て来てもおかしくない。原作にかなり無理があるのではとどうしても思ってしまう。

清丸の居場所がばれていると刑事が言う場面があって、いちいち清丸サイトというのをチェックしているが、非常にダサく感じた。ネットの見せ方がいちいちダサい。途中で刑事が買収されているということがわかる。そんな小さな仕掛けをするんだったら、最初から清丸を事故に見せかけて殺せと依頼しろよと突っ込みたくもなった。

送検までに48時間という緊迫感を作らせようという要素があるのだが、特別な理由があるんだからそんなに急がすなとも思った。

清丸の演技もワンパターンというかよくある感じだった。清丸を殺そうと気違いの国民が多い奇妙な日本の中で主人公のSPを含めて数人はやけに理性的なのもバランスを欠くような気がする。大画面に映る髪を短く切った男のような感じの松嶋奈々子がデカい。上司の本田博太郎の演技が不気味に感じた。終盤に出てくる余貴美子演じる狂ったタクシードライバーが三池監督らしい変な感じで面白かった。しかし、何で不自然にこのタクシーが出てくるのかはわからなかった。

氷室京介の曲というのも日本テレビの2時間ドラマのような安さが伺えた。

日本の興行だけのワーナー映画という完成度の低い物が透けて見える。空撮からの映像が多く、高速道路にパトカーを多く配置、多く見せているのはCG、新幹線を使った撮影ほか無駄に豪華に見せようとする雰囲気が「ワイルド7」の時と似ていて出来そこないのハリウッド大作といったところ。



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2012年11月01日

レッド・ステイト
RED STATE

2011年米
R15+
シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション
☆☆☆★
監督: ケヴィン・スミス 「チェイシング・エイミー」「ドグマ」
脚本: ケヴィン・スミス
衣装デザイン: ベス・パスターナク
編集: ケヴィン・スミス
出演:マイケル・パークス「アルゴ」
   マイケル・アンガラノ
   ケリー・ビシェ
   ニコラス・ブラウン
   カイル・ガルナー
   ジョン・グッドマン「アルゴ」
   メリッサ・レオ「フローズン・リバー」「ザ・ファイター」
   ケヴィン・ポラック
   スティーヴン・ルート
2011年シッチェス映画祭グランプリ
redstate

ホモは死ね、中絶はダメと抗議をする市民がいるレッドステイト。やりたい盛りの馬鹿な高校生3人が出会い系サイトで女とやれるとバカ騒ぎをして車をぶっ放す。途中、保安官の車のライトをぶっ壊して走り去る。着いた先はトレーラーハウス。中からは中年のばばあが出てきて入れと言う。入ると酒を飲めと勧められ飲むが、すぐに3人は気を失い倒れてしまう。気が付くと1人は手を縛られケージの中に入れられ布を被されている。そこでは髭面のじじいが信者たちに向かって主は〜、ホモは子供を生まない、テレビ、映画、ファッションに至るまでダメにしていると説教をしている。同性愛者には死を男が連れてこられ十字架に縛り付けられ銃殺される。1人の高校生は俺はホモじゃないと言うが、お前は乱交しようとした罰当たりだとして殺そうと縛り付けられる。地下にいたもう一人の高校生が友人を置いて逃げる。逃げた先はマシンガンがたくさんある武器庫で、信者の男が撃ってきたが相打ちとなり両者死亡。
保安官がカルトなキリスト教教会を訪れ銃声を聞き応援を呼ぶが、撃ち殺される。特殊部隊を連れて教会前に来た警官のジョン・グッドマン。テロリストと断定してカルト教団の信者全てを抹殺せよという命令が下りカルト教団との撃ち合いになる。逃げた高校生の一人がマシンガンを持っていたということで間抜けな保安官が発砲、死亡。

あらすじだけでもバカすぎる。キリスト教原理主義者をかなりデフォルメしているが、こういう主張をして本当に信じ込んでいる人はアメリカの中にいる。その怖さがこの映画にはあった。ケヴィン・スミスなのでひねくれた感じが全面に出ていた。
カルト教団の信者との銃撃、そこから逃げる、追うという展開がありそうだが、全くない。特殊部隊の一人が状況を判断せずにばんばん殺す。笑ってはいけないようなギャグだけれども笑ってしまう。こいつが主人公で生き残るのかと思いきや一瞬で消える。意外な物が登場し銃撃戦が終了。あっけにとられてしまう。最後のどうでもいいネタばらし、何で殺さなかったのか、愛国法が制定されているんだからどうにでもなる。オフレコで法なんか関係ないもちろん処刑するという上司のブラックな台詞も面白かった。

カルトだけど信心深い?けれど、殺しはキリスト教の教えで禁じているものではないのかという矛盾、聖戦というのもあるから自分が信じた教えではない者は消しても構わないという解釈なのか、狂っているからどうでもいいか。

憑りつかれたように説教をし、歌も披露する牧師のマイケル・パークス。やはり田舎のどろっとした地域にこれほど合う人はいないメリッサ・レオ。とぼけた役に立っているのわからないジョン・グッドマンに安定感があった。

シアターNは作品のセレクションは素晴らしい映画館だった。だが、シネコンの快適さに慣れてしまっていると映画館のために作ったとは言い難い建物に作ってしまった劇場は映画を見るには適さないというのは否めなかった。ロングテイルを狙う作品をかけて、テナント料とか経営的な物を含めるとミニシアターはなくなるべくしてなるのかという気もした。

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2012年03月13日

わが母の記
2011年松竹
04月28日公開
公式サイト
☆★
監督: 原田眞人
原作: 井上靖 『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』
脚本: 原田眞人「クライマーズ・ハイ [Blu-ray]」 「KAMIKAZE TAXI<インターナショナル・バージョン> [DVD]
出演: 役所広司 「KAMIKAZE TAXI 」
     樹木希林
     宮崎あおい
    三國連太郎
    キムラ緑子
    南果歩
第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞
wagahahanoki


1959年伊豆、湯ヶ島。井上靖を演じていると思われる役所広司が実家に来ている。三國連太郎演じる父は寝たきり。母である樹木希林は同じ話をしたことを忘れている。
東京へと帰る靖。家族が総出で検印の紙を貼り付けている。そばを出前したが、三女の宮崎あおいは食べに来ない。靖は三女とけんかをする。3年と過ぎて母は物忘れが激しくなり徘徊もするようになる。

モントリオール映画祭は日本映画にあまくて当てにならない。この作品も残念ながらそうなってしまった。この作品をどう見たらいいのかがわからなくなった。母親との感動物ではない。ほとんど泣いている人はいなかった。つまらない笑いの場面で高年齢の観客が多かったせいか笑いがところどころ起こった。見ていると段々笑えなくなってくるのだが。どういう方向に演出を持っていこうとしているのかさっぱりさからなかった。「クライマーズ・ハイ」は小説で書いている意図とは全く違う用語の意味になってしまってはいたが、原田監督の熱さが伝わる面白い作品だったんだが。

売れっ子作家で裕福な生活が描かれていてそこもこの作品にさほど入り込めなかった点だ。
最後、母他界で靖や姉、妹が泣くんだけれども、死んでよかったのかもというくらい母親のボケが激しくなって厄介になっていたからそこまで泣くかとは思った。姉だかに預けて母親の面倒見てありがとうと靖は言うけれど、お前は言うだけで面倒見てねえだろういいきなもんだと突っ込みたくなる。おまけに井上靖は子供の頃に祖父の妾の所に預けられていてその頃のもやもやとしたものもあってというのがあるから余計に死んでくれたほうがと思った。確か『しろばんば』におばあさんとの二人暮しが書かれていた。

樹木希林は自由奔放に動き、嫌味を言ったりする。そこは唯一の見所ではある。

最近、ブログやSNSで広めて下さいと映画会社はお願いしている。評判が良いとは限らない物もあるのにと思うがそこはどうなのか毎回気になってしまう。



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2010年12月01日

リトル・ランボーズ
SON OF RAMBOW

2007年イギリス、フランス
11月06日公開
スタイルジャム配給
PG12指定
http://rambows.jp/
公開劇場
☆☆☆☆☆
監督:ガース・ジェニングス「銀河ヒッチハイク・ガイド
脚本:ガース・ジェニングス
撮影:ジェス・ホール
編集:ドミニク・ラーング
音楽:ジョビィ・タルボット
出演:ビル・ミルナー
   ウィル・ポールター
   ジェシカ・スティーヴンソン
   ニール・ダッジェオン
   ジュール・シトリュク
   エド・ウェストウィック
SON OF RAMBOW





















「First Blood(ランボー1作目)」と看板が掲げられた映画館、たばこを吸いながら面倒くさそうに作品をビデオカメラで撮る少年リー・カーター。
気弱で従順そうな少年ウィルは納屋で腕時計を眺めて付けて小学校に登校する。ウィルは教室でノートに絵を描いている。授業が始まって教師はテレビを見られないから廊下に行って自習していなさいと言われる。ウィルは教会の教えで母親からテレビを見てはいけないと言われていたのだった。ほかの教室で悪さをして廊下に出されたリー・カーター。ボールを壁に当てて遊んでいる。ウィルはリー・カーターと目が合うとボールを顔に投げてきた。近寄ってきてノートを勝手に見て返そうとしない。もみあって金魚鉢が落ちて割れる。校長室に呼ばれることになってリー・カーターはウィルに俺が全部悪さをしたことをかぶって拷問も受けるから腕時計をよこせと渡してしまう。しかし、リー・カーターは校長室に行くことなく逃げてきてしまう。ウィルはリー・カーターが軽い拷問で済みますようにと校庭の木の下で祈る。そうするうちにフランスから交換留学生たちがバスから降りてくる。リー・カーターは自転車を盗んでウィルは代わりに罰を受けてくれたと思い込んでいるリー・カーターを自転車で送る。リー・カーターの家は老人ホームを家業にしていた。リーは彼の兄から「ランボー」をダビングして置くように言われる。そのビデオを見てしまったウィル。大興奮でランボーになった気になって駆け回って家に帰る。
リー・カーターは兄から借りたビデオカメラで映画を撮っているからと手伝えと言う。ウィルは快諾する。ウィルはランボーの息子という設定で役になりきる。

日本で言うとランボーではなくてブルース・リーに成りきっていたかつての少年たちがいたのであろう。そうでなくても誰でも必ずその時その時のヒーローになりきっていた時期がある。それだけでもう十分であって懐かしさがある。82年当時の音楽も使っている、その時代を知らなくても懐かしさを感じてしまう。

ウィルはテレビ、映画を禁止されているが、自分で絵を描く、想像の中で楽しくする。父親は死に、母親は介護をしたり教会に通ったりとつまらなそうに暮らす。現実はそんなに楽しいわけではない。でも、想像の世界は広がっているんだ。そこだけで心が動かされる。ディズニーなど最初からキャラクターを子供に与えてしまっては想像力を広げることをかえって妨げてしまうということへの批判であったりなんてしないか。閉ざす事での創造性の爆発現象へとつながるということはあるのではないか。
そして最初は乱暴なガキのリー・カーター。ランボーに魅せられたウィルと映画を作ることが楽しくなる。泳げないウィルを助けたことでお互い父親がいないことを知り友情を深める。このくだりでもまたじーんとくる。その後もまたそれは深まる。ちょっとしたアクションも入る。リー・カーターは最初が悪い奴だっただけにお前本当に良い奴だと涙腺が緩む。
さらにリー・カーターと兄とのシーンで熱くなる。ウィルも壁を乗り越え、リー・カーターも乗り越える。本当に熱い映画だ。いやー映画って本当に良いものですねと水野先生でなくても言いたくなる映画。単に素直な映画ではなくすかしたフランス人にも突っ込みを入れたり、牛にケチャップなどちょっと斜めから見た感じがイギリス映画っぽくもあって屈折していたりとぐっと心をつかまれた。

ウィルを演じている弱そうな少年も良いけど、いかにも悪ガキっぽいリー・カーター演じた少年が凄く良かった。2人のキャラクターあったからこその映画だ。
監督自身がスタローンが好きなんだということがわかる。そういう思いを感じられて幸せだった。
最後なんてべたな展開だし構成とかあまいところもあると言われるかもしれないけれど、好きだ。満足できる作品だと思う。



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2009年03月25日

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
RED CLIFF: PART II
赤壁

2009年アメリカ、中国、日本、台湾、韓国
東宝東和=エイベックス・エンタテインメント
04月10日公開
http://redcliff.jp/
☆☆★2.5
前編:レッドクリフ Part I
監督:ジョン・ウーM:I-2(ミッション:インポッシブル2)
脚本:ジョン・ウー
   チャン・カン
   コー・ジェン
   シン・ハーユ
撮影:リュイ・ユエ
   チャン・リー
音楽:岩代太郎
主題歌:アラン
出演:トニー・レオン
   金城武
   チャン・フォンイー
   チャン・チェン
   ヴィッキー・チャオ
   フー・ジュン
   中村獅童
   リン・チーリン
   ユウ・ヨン
redcliff2
















パート1では三国志の肝心の赤壁の戦いの手前で終わったが、今度こそ本戦へと続き、完結する。

戦闘シーンを映像化したのは素晴らしい。しかし、前作のほうが戦いに向かってわあっと盛り上がっていた。兵の数で勝る曹操、連合軍でも勝てそうもない孫権、劉備がどう立ち向かうかという次が見たくなるような作りだった。それに比べるともうジョン・ウーのモチベーションが下がっているのではないかというような感じがした。

冒頭からずっとアクションシーンがない。ジョン・ウーからアクションシーンを取ったら何もないだろう。ただ長いだけになっている。三国志にはこのぐらいの長尺が必要だったのかもしれないが、2時間30近くは長い。クライマックスの海戦シーン、火によって攻めるシーンと盾を使って突き進む構図は非常に面白い。孫権の妹と敵の兵士の友情、泣かせるようなシーンは全くの蛇足で必要がなかった。切るところも多かった。

やはり、洋画ではなく、エイベックス色が強い邦画だった。



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2009年01月28日

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
REVOLUTIONARY ROAD

2008年アメリカ/イギリス
01月24日公開
http://www.r-road.jp/
☆☆☆☆★4.5
監督:サム・メンデス「アメリカン・ビューティー」「ロード・トゥ・パーディション」
原作:リチャード・イェーツ『家族の終わりに』(『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで (ヴィレッジブックス)』)
脚本:ジャスティン・ヘイス
撮影:ロジャー・ディーキンス 「ノーカントリー」
音楽:トーマス・ニューマン
出演:レオナルド・ディカプリオ「ブラッド・ダイヤモンド」
   ケイト・ウィンスレット 「リトル・チルドレン」「いつか晴れた日に」
   マイケル・シャノン
   キャスリン・ハーン
   デヴィッド・ハーバー
   キャシー・ベイツ
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ)ケイト・ウィンスレット受賞。
アカデミー賞助演男優賞(マイケル・シャノン)、美術賞、衣装デザイン賞ノミネート。
REVOLUTIONARY ROAD


















イェーツの有名な小説の映画化。

非常に後味が悪い。だからと言って映画として良くないと判断するのはどうかと思う。日本では泣けた、笑えた、救いがあったという作品が受けるが、そんな甘ったれた映画ではない。深いテーマを持った物語であった。



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2009年01月09日

ワンダーラスト
FILTH AND WISDOM

2008年イギリス
01月17日公開
ヘキサゴン・ピクチャーズ配給
PG-12指定
http://wonder-lust.jp/
☆★1.4
監督:マドンナ
製作:ニコラ・ドーリング
製作総指揮:マドンナ
脚本:マドンナ
   ダン・ケイダン
編集:ラッセル・イック
出演:ユージン・ハッツ「僕の大事なコレクション 特別版 [DVD]
   ホリー・ウェストン
   ヴィッキー・マクルア「THIS IS ENGLAND」
FILTH AND WISDOM
















舞台はロンドン。ミュージシャンを目指すウクライナから来たAK(ユージン・ハッツ)はSMの調教師。彼のルームメイト、ホリー(ホリー・ウェストン)はバレーダンサーを夢見てレッスンしているが、金を稼ぐためにストリッパーとして働こうとする。同じくルーム名とのジュリエット(ヴィッキー・マクルア)はインド移民が経営している薬局で働いている。彼女はこっそり店の薬を万引きする癖があった。

マドンナの初監督作品というのだけが売りと言ってもいい映画ではあった。こんなにひどい映画と言える映画も見たことないくらいで、大学の映画研究会の作品以下かもしれない。出てくるキャラクターの誰もが屈折しているけれども、それぞれの心理状況がうまく掘り下げられていない。不快な感じがして、ラストに行く道筋、最後の状況もよくわからなかった。良い意味で言うと、マドンナらしいのかなとも思った。

マドンナが共演したこともあるブリトニーの曲を使っているシーンがあった。

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2008年12月03日

ワールド・オブ・ライズ
BODY OF LIES

2008年アメリカ
12月20日公開
ワーナー映画
PG-12指定
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/
☆★1.5
監督:リドリー・スコット「アメリカン・ギャングスター」「エイリアン」
原作:デヴィッド・イグネイシャス『ワールド・オブ・ライズ (小学館文庫)
脚本:ウィリアム・モナハン「ディパーテッド」でアカデミー賞脚色賞を受賞
撮影:アレクサンダー・ウィット
音楽:マルク・ストライテンフェルトオリジナル・サウンドトラック『ワールド・オブ・ライズ』
出演:レオナルド・ディカプリオ
   ラッセル・クロウ
   マーク・ストロング
   ゴルシフテ・ファラハニ
   オスカー・アイザック
   サイモン・マクバーニー
BODY OF LIES














イラク、ヨルダン、シリアと中東にディカプリオ演じるCIAのスパイが潜入する。衛星のカメラから撮ってアメリカのCIA本部から指図をするのがラッセル・クロウ演じる男。ディカプリオは情報を得るため、情報を守るためには手段は選ばずばんばん人を殺す。ラッセル・クロウは本土で子供の送り迎えなどをしながら優雅に過ごす。という対比はあるのだが、共演する意味が見えない。あまりにも温度差がありすぎる。

邦題がひどい。全く意味がわからない。原題のほうがインパクトはないが、良かった。リドリー・スコット来日キャンセルというので嫌な予感はしたのだが、的中した。

まず、ディカプリオがミスキャストなのは否めない。童顔だが、以前より汚くなって登場。髭をたくわえても似合わない。変装、演技が「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の時から全く進歩が見えない。緊迫感がなく、リアティもない。CIAの工作員には見えない。この工作員がまたドジ過ぎる。

一番ひどいのが演出、台詞。全く台詞が響いてこない。どこが物語のクライマックスかがわかりにくく散漫だった。内容がわかりにくいわりには最後はハリウッド的ご都合主義なのには納得がいかなく中途半端だった。
リドリー・スコットが駄目なところが露呈していた。「ブラックホーク・ダウン」ではアフリカ人をただの敵としてしか描かず、彼らの実情を伝えなかった。今回もただイスラム教徒はアメリカの敵で相容れないような一面的な描き方だった。イスラム圏は恐ろしく、テロリストばかりいるような感じになっていた。イギリス貴族から見た世界情勢のような感じがしてならなかった。
こんなころばかりするからアメリカは憎まれるんだと言いたくなった。CIAのスパイなんて殺されてまえと思った。敢えてそういう描き方をしているのかもしれないけれども。見終わってもすっきりはなしないもやもや感は今のアメリカの状態を表しているのでここはまだ許せるかな。
アクションも見せ場があまりなく、驚くようなものはなかった。



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