感想(カ行)

2008年08月08日

コレラの時代の愛
LOVE IN THE TIME OF CHOLERA

2007年アメリカ
08月09日公開
137分
ギャガ配給
http://kore-ai.gyao.jp/
PG-12指定
☆★1.8
監督:マイク・ニューウェル「狂っちゃいないぜ」「フェイク」「フォー・ウェディング」
原作:ガブリエル・ガルシア=マルケスコレラの時代の愛
脚本:ロナルド・ハーウッド潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】
音楽:アントニオ・ピント
出演:ハビエル・バルデムノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
   ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
   ベンジャミン・ブラット
   カタリーナ・サンディノ・モレノ
   ウナクス・ウガルデ
   ジョン・レグイザモ
LOVE IN THE TIME OF CHOLERA














木に登ろうとした老いた主人が転落する。家政婦が駆け寄るが息絶えてしまう。画面が変わって、老いたフロレンティーノは若い女性と寝ている。教会の鐘が鳴り、有名人が死んだんだと気付いて彼は教会に行く。参列者が故人は立派な人だと言い、コレラを撃退した功績を称える。フロレンティーノも駆けつけて、故人の夫人に「51年9ヶ月と4日待ち続け、この時を待っていた。」と告げる。夫人は激怒する。

50数年前に戻る。舞台はコロンビア。時は内戦が激しく、コレラが蔓延している。貧しい郵便局員のフロレンティーノは金持ちの商人の娘フェルミーナに一目惚れをする。恋文を送り続けてフェルミーナは彼の気持ちに応える。しかし、フェルミーナの父親は貧しい家の奴に娘は出せないと反対し、一家は引っ越してしまう。その後いろいろあって、医者の男とフェルミーナは恋仲になる。

ノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケス。彼の小説を映画化したもの。監督はコメディも得意なマイク・ニューウェル。もうかなり年になるので仕方がないかもしれない。でも、137分の作品を描くには力量不足の感がある。まず、話が進むテンポが悪い。眠くなる。そして、笑わせようとシーン、ユーモアもとても古くさい。コロンビアで主演俳優がスペイン人なのに全編英語というのも疑問が残る。フェルミーナがフロレンティーノを諦める感情の動きがよくわからず、ほとんど語られない。これは物語の流れを破綻させている。2時間以上あるならもっと描けたはずだ。
フロレンティーノが彼女を忘れようとしてほかの女性と関係を結んでいくという流れも何だか下品に見えてしまう。女性と関係を持つ度に日記に付けていく。ジェームス三木の「春の歩み」を思わせるシーンだった。とにかく、おっぱいが出て来る映画だった。コロンビアはそんなに性に大らかなのか。これはおとぎ話のような作品なのでどうでもいいけれども。
主人公を演じるハビエル・バルデムは「ノーカントリー」の時と全く逆でコミカルな演技を見せる。しかし、若い時を演じる演技がどうも目がぎろぎろして気持ちが悪い。フェルミーナを演じる女優は老けた時のメイクが全く老けて見えない。年相応の女優を使ったほうが良かったと思う。久しぶりに見たが、かつてジュリア・ロバーツと付き合っていたベンジャミン・ブラットが医者を演じていた。

「コレラの時代の愛」というタイトルが一番インパクトがある映画だった。



ten_years_after at 23:40コメント(0)トラックバック(2) 

2008年07月08日

崖の上のポニョ
2008年東宝
07月19日公開
http://www.ghibli.jp/ponyo/
☆☆☆3
監督:宮崎駿ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「ルパン三世 カリオストロの城
プロデューサー:鈴木敏夫
原作:宮崎駿
脚本:宮崎駿
音楽:久石譲崖の上のポニョ サウンドトラック
主題歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ『崖の上のポニョ藤岡藤巻と大橋のぞみ - 崖の上のポニョ - EP - 崖の上のポニョ
声の出演:山口智子
     長嶋一茂
     天海祐希
     所ジョージ
     土井洋輝
     奈良柚莉愛
     柊瑠美
     矢野顕子
     吉行和子
ponyo















宮崎駿監督作品として原作がないものでオリジナルの作品は「千と千尋の神隠し」以来。

海の中で魔法使いがいる。半魚人みたいなものがぷかぷかと浮かんでいて、右往左往して底引き網に引っかかり岸に。そこに少年が現れて奇妙な生き物を崖の上の家へと運ぶ。海辺の漁師町に暮らす少年とその母親が車で勤め先の老人ホーム、通っている幼稚園へと出かける。その少年は人面魚をポニョと名付けてかわいがったが、ポニョは波たちにさらわれいなくなる。少年に会いたいとポニョは強く思うようになって。

余計なものを排して削いでという手描きのアニメーションにしたのは秀逸だった。特に水の描き方が突出していた。水道水からの水、波の迫力。「ハウルの動く城」では風の表現が印象に残っている。襲いかかってくる波と暴走ママのドライブテクニックは見もの。
話自体は凄く陳腐で10歳以下の子供が見るのに最適な映画だった。この話は何なのというもので、劇場映画に値するレベルかどうかはとても疑問。平凡で平坦な息子が作った「ゲド」よりは良かったけれども。
主人公の少年は責任感がある妙に大人びている。一方で大人は母親もそうだが子供っぽいところがある。老人ホームと幼稚園が並んでいる施設などは非常に現実的である。多大な嘘の中に現実もある不思議さが存在している。家族愛みたいなものも感じられるところもあるが、そういう方向にも行かない。
即席ラーメンのシーンでは監督が作った夜食のようだった。宮さんうまそうだねという鈴木さんの言葉が聞こえてきそうなくらい。うまそうだった。お茶、スープ、サンドウィッチと食事のシーンはおいしそうに見える。オープニングの絵巻物のような簡単な童話の挿絵のようなものが印象に残っている。終わりもおしまいという絵本のようにして終わる。あっけない。子供であれば何度もめくる絵本のような話かもしれない。

去年、NHKで放送した宮崎駿のドキュメントを見て、幼い少女と満面の笑みで遊ぶ宮崎監督が忘れられない。題材でも少女を主人公にしたものはとても活き活きと描く。ポニョに幼い女の子を登場させ、少女にポニョという歌を歌わす。この映画はただの宮崎駿のマスターベーション映画だったのではと思ってしまう。宮崎駿に社交性がなければアメリカのヘンリー・ダーガーのように女の子にペニスを描いていたかもしれない。ルイス・キャロルのように読み聞かせたいという意欲が生み出したオリジナリティ、ある意味イノセントである、ありたいという部分が宮崎駿にも出ていると感じた。屈折したものが独創性を生んだとも言える。これまでの作品には大人も含めた観客も見て楽しんで欲しいという配慮が垣間見えたけれども、そういうものをなくした不親切さが逆に新しく感じられた。

宮崎駿監督作品、ポニョという言葉とあの音楽のインパクトで心を捉えてヒットするだろう。けれども、この映画を見ると頭がポニョポニョになる。童話に理屈はいらないのかなあ。



ten_years_after at 00:40コメント(0)トラックバック(0) 

2008年03月27日

黒い家 BLACK HOUSE
2007年韓国
4月5日公開
公式サイト
R-15指定
評価:☆☆2星
監督:シン・テラ
原作:貴志祐介黒い家 (角川ホラー文庫)
脚本:イ・ヨンジョン
音楽:チェ・スンヒョン
出演:ファン・ジョンミン
   カン・シニル
   ユソン シン・イファ
   キム・ソヒョン
BLACK HOUSE














貴志祐介の原作を韓国で映画化した。
損害保険を請求する冴えない中年男。真面目な保険会社の調査部に勤めるチョン・ジュノがその男の自宅へ。ジュノは中年男の小学低学年くらいの息子の首吊り死体を見つける。その息子には多額の生命保険が掛けられていた。しかし、どうもこれは保険金殺人だったのではと保険部社員は疑い始める。次から次へとジュノやその身の周りで恐ろしい出来事が起きる。

桜の咲く頃にこんな映画を見るのも何だかなと思った。
森田芳光監督のバージョンより、おどろおどろしいホラー度が増した作品である。原作のほうはもっと心理的な面からの怖さがもっとあったように思える。森田監督の時にはちょうど毒入りカレー事件があって、林真須美とリンクしてしまい妙なリアリティと怖さが増したこともあった。今回はそういうものとは異なったので思っていたものとは違う方向だったのでどうもピンとはこなかった。

話の進み方、撮影方法がベタだった。このシーンのあとパンしてと思ったようにカメラが動く。オーソドックスで基本的と言えばそうであった。
リアリティはまったくない。幽霊や怪物のようになっている。割り切っているのは割り切っている。まるで悪魔のいけにえのレザーフェイス。保険金目当ての殺人というサイコな要素は付け合わせ程度で活かされてはいないように感じる。主人公のジュノが間抜けすぎるように思える。最後のほうはそんなことはないだろうという展開には何度も突っ込みを入れる。

ホラーとして見るならはらはらどきどきさせられて嫌な気持ち悪さを残して、楽しめる作品だ。

予告編で「光州5・18」が流れた。そう言えば、ついこの間まで軍人による政治だったのかと思った。ソウル五輪行われて民主化が進む。中国も北京五輪後にということになるか。中国共産党が倒れる日も近いかも。



ten_years_after at 23:48コメント(0)トラックバック(0) 

2007年09月15日

キングダム 見えざる敵 THE KINGDOM
2007年アメリカ
10月13日公開
公式サイト
UIP配給
評価:☆☆☆☆4星
監督:ピーター・バーグプライド 栄光への絆」「ベリー・バッド・ウェディング
製作:ピーター・バーグ
   マイケル・マン
   スコット・ステューバー
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジェイミー・フォックス
   クリス・クーパー
   ジェニファー・ガーナー
   ジェイソン・ベイトマン
kingdom
















ten_years_after at 23:25コメント(0)トラックバック(0) 

2007年05月08日

監督・ばんざい!
2007年東京テアトル=オフィス北野
6月1日公開
公式サイト
評価:0星
監督、脚本、編集:北野武TAKESHIS'
音楽:池辺晋一郎北野武監督作品「監督・ばんざい!」オリジナル・サウンドトラック
ナレーション:伊武雅刀
出演:ビートたけし
   江守徹
   岸本加世子
   鈴木杏
   吉行和子
   宝田明
   藤田弓子
   内田有紀
   木村佳乃
   松坂慶子
   大杉漣
   寺島進
kantokubanzai














映画監督北野武がどんな映画を作ったらいいかと悩んで、いろんな映画を作ってみるけれども、ギャグがところどころ挿入されて終わっていく映画である。
映画監督が映画の中で映画を作るフェリーニの「81/2」を作りたかったのかなと思う。壊れすぎていて、ぶっ飛びすぎていて、意味がわからない。ここまで煮詰まってしまう作品を見るのはすごくつらく、悲しい。加えて、ギャグもとても寒い。最後はどっかーんと、見ているほうもぽっかーんとなってしまう。ここまでくるとつらくなる。どうしてしまったんだと。前作の「TAKESHIS'」と現実と仮想的なものがつながるようでつながらないということに共通している。金を払って見なかったから良かったが、劇場で見ていたらこんなに腹の立つ映画はないと思う。娯楽作品なのか何を伝えたかったのかが意味不明。藤田弓子とビートタケシの悶え合うシーンが印象的だった。俺たちに明日はないのラストシーンのようなものもあった。

同じ頃に公開される松本人志監督作品もかなり変てこな映画っぽい。試写会はあまり開かないようである。かなりの自信か、またはかなりの駄作なのか。雑誌の批評でかなりのことを言っているので、それなりの作品ではないとかなり言われるだろう。芸人の人が作る映画は笑いとは違う笑いの表裏一体の残酷さのような冷静な部分も映されてかなりつらい部分も見えてしまうのが見たいような見たくないような。この2作品が興行的にはどのくらいの成績を残すのか楽しみである。


大日本人
2007年松竹
6月2日公開
公式サイト
監督、企画、脚本:松本人志
脚本:高須光聖
出演:松本人志
   竹内力
   UA
   神木隆之介
   板尾創路
dainihonjin

















ten_years_after at 23:03コメント(0)トラックバック(1) 

2007年04月01日

かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート DRAGON TIGER GATE 龍虎門
2006年香港
4月14日公開
公式サイト
評価:☆☆☆3星
監督:ウィルソン・イップSPL 狼よ静かに死ね
原作:ウォン・ヨクロン(黄玉郎)
音楽:川井憲次
アクション監督:ドニー・イェン
出演:ドニー・イェン
   ニコラス・ツェー
   ショーン・ユー
   ドン・ジェ
DRAGON TIGER GATE
















香港の人気漫画『龍虎門』の映画化。親と別れた孤児たちの面倒をみるカンフー道場龍虎門。そこで育ったニコラス・ツェー演じるタイガー。レストランで借金取りに暴力を受ける家族を見ていられなくて、タイガーは借金取りの悪党と戦う。悪党の中にカンフーの実力者のドニー演じるドラゴンがいた。実はドラゴンはタイガーの兄だった。悪党から奪ったものを持っていて、日本レストランでタイガーたちは襲われる。そこでタイガーの見方になったのはヌンチャク使いのショーン・ユー演じるターボ。ドラゴンも別の悪の組織から襲われ、龍虎門もその組織に破壊され、ドラゴン、タイガー、ターボの3人はその組織に立ち向かっていく。

カンフーアクションが主で、笑ってしまうような馬鹿さだけれども大真面目。アクションの見せ方は良いが、話がすっきりしないというかいまいち。漫画にしてもちょっともう少し内容がないとと思った。アクションはぴかいちのドニー・イェンがほかの二人に比べて老けているのがどうも。最強の悪キャラがお面を被ったマントの男で強そうというよりも、なんじゃこれと思う。技もどうかと思うし。途中のお寺で女の子がお願いをして復活させるシーンも都合が良すぎる感じがする。

話などはどうでもよくて、CGを使わないワイヤーを使ったリアルアクション、アクションの撮り方がすごい。まず、序盤のレストランのアクションシーン。四方に敵がいて、くるくると回る。その次の見せ場の日本食の料亭のようなところでのアクション。敵がうじゃうじゃ来る中、渡り廊下で蹴る殴る跳ぶ壊すでいろんなアングルで見せる。ほとんどお店が破壊されつくされる無茶苦茶さ。その後のアクションシーンは1対1のものが多く目新しいものがなかった。


ten_years_after at 23:44コメント(0)トラックバック(0) 

2007年03月30日

今宵、フィッツジェラルド劇場で A PRAIRIE HOME COMPANION
2006年アメリカ
3月3日公開
公式サイト
評価:☆☆☆☆☆5星
監督:ロバート・アルトマン「ナッシュビル」「マッシュ」「ロング・グッドバイ」「ゴスフォード・パーク
原案:ギャリソン・キーラー
   ケン・ラズブニク
脚本:ギャリソン・キーラー
音楽監督:リチャード・ドウォースキー
出演:ギャリソン・キーラー
   ウディ・ハレルソン
   トミー・リー・ジョーンズ
   ケヴィン・クライン
   リンジー・ローハン
   ヴァージニア・マドセン
   ジョン・C・ライリー
   マーヤ・ルドルフ
   メリル・ストリープ
   リリー・トムリン
   メアリールイーズ・バーク
   L・Q・ジョーンズ
A PRAIRIE HOME COMPANION
















ロバート・アルトマンの遺作となった作品。今も続く実在の人気ラジオ番組プレイリー・ホーム・コンパニオン。その番組が最終回ということでフィッツジェラルド劇場でゆかりのある出演者によってカントリーなどの歌が歌われ、公開収録が行われていた。実際の番組の司会者ギャリソン・キーラーが本人役で出演している。
ラジオ番組が終わってしまう寂しさがある。見ているうちに慣れ親しんだ番組のように見えてくる。大手ラジオ会社に買われてしまい、最終回を迎えてしまうという設定が効率化が味のあるものを食い尽くす今の時代、時代の流れといってしまえば仕方がないが、どうなんだろうという問いかけにも思えた。美人や二枚目の俳優は出ていないし、撮影も劇場とあと少しで本当に地味だけれども、芸達者な人たちによるやりたとりだけで見せきる。本当にこういう人たちがこの世界のどこかに存在しているかのように演じている。ギャリソン・キーラーの司会者ぶりが作品をリアルにしている。メリル・ストリープの歌がうまかった。「サイドウェイ」に出演していたヴァージニア・マドセン、メアリールイーズ・バーグ、西部劇などに出演していたベテラン俳優L・Q・ジョーンズの渋い演技が良い。番組が死んでしまうんだが、映画でも何度か死が登場する。しかし、その死は淋しくも悲しくもなく、何かおかしいというか滑稽にも思える。
ラジオ番組でのハプニングの対処の仕方も見ていて面白い。
亡くなったのをわかってみているからかもしれないが、ロバート・アルトマンが死ぬのをわかっていたかのような映画の作りとテーマになっていた。ラジオ番組最終回という寂しさとアルトマン最後の作品というのを思うと涙がこぼれてくる。作品も素晴らしさと死の前の神々しさのようなものを感じた。アルトマンの作品はこれまであまり好きではなかったが、この作品は大好きで彼の一番の作品かもしれないと思った。
パンフレットは作品の情報、シナリオのほかにアルトマンを偲ぶ内容になっている。


ten_years_after at 23:43コメント(0)トラックバック(0) 

2007年03月07日

キトキト!
2006年シネカノン
3月17日公開
公式サイト
評価:☆☆☆3星
監督:吉田康弘
製作:李鳳宇ほか
脚本:吉田康弘
   祷映
音楽:増本直樹
エンディングテーマ:ONE☆DRAFT『フルサト
出演:大竹しのぶ
   石田卓也
   平山あや
   尾上寛之
   伊藤歩
   鈴木蘭々
   光石研
   井川比佐志
kitokito















井筒和幸監督の「ゲロッパ!」「パッチギ!」などで助監督を務めてきた27歳の新鋭・吉田康弘の初監督作。
女手一つで二人の子供を育てた大竹しのぶ演じる母。母の物語。はじけた母親。富山の田舎が嫌で東京に出てしまう娘と息子。息子はホストに、娘も水商売にいってしまう。

演出もかなり荒削りで、細かいディテールはどうでもいい感じがする。ところどころ笑わせるが、物語としてはオーソドックスでひねりはない。シネカノンなど独立系の映画の香りがかなりする。思っていたのとは違い、かなりホストの話が多く、少しホストに詳しくなった。泣かせに入るのがずる過ぎる。けれど、涙してしまう。誰もが母親から産まれていて、母親のことを思ったら誰でも泣くよ、ずるい。大竹しのぶが化け物のようにうまい。この作品の中で人一倍目立って、怪獣のように現れる。平山あやをはじめとして若い女優たちに魅力にいまいちないので余計に大竹しのぶが輝いていた。息子の友人を演じる尾上寛之さんは常にサブで売れっ子で芸達者。井川比佐志さんが笑わせるけれど、哀愁漂う味のあるおじいさんを演じている。

エンディングテーマはコブクロかとなと思っていたら、違っていた。
作品自体は何かを考えさせるとか余韻はないので、もう少し見せる映画にして欲しいという感じはあった。


ten_years_after at 23:13コメント(0)トラックバック(0) 
Archives
Google
カスタム検索


配信
Amazonプライム・ビデオ



hulu

Books

bk1は大きめの本などではアマゾンよりも配送が早くて便利です。
サウンドトラック
DVD
DMM.com CD&DVDレンタル
オンラインDVD&CDレンタルなら月々2068円で借り放題のDMMがお得!



     Museum
国立新美術館

国立近代美術館

国立西洋美術館

東京都美術館

東京都現代美術館

東京都写真美術館

東京国立博物館

国立科学博物館

東京藝術大学 大学美術館

ザ・ミュージアム - Bunkamura

六本木ヒルズ 森美術館

森アーツセンターギャラリー

サントリー美術館

三菱一号館美術館

アーティゾン美術館

パナソニック 汐留ミュージアム

SOMPO美術館

東京オペラシティアートギャラリー

江戸東京博物館

府中市美術館

東京富士美術館

世田谷美術館

大倉集古館

練馬区立美術館 

横浜美術館

そごう美術館

神奈川県立近代美術館

鎌倉国宝館

横須賀美術館

平塚市美術館 

ポーラ美術館

千葉県立美術館

千葉市美術館

ホキ美術館

DIC川村記念美術館

上原近代美術館

山梨県立美術館

茨城県近代美術館

MOA美術館

名古屋市美術館

名古屋ボストン美術館

愛知県美術館

京都国立近代美術館

京都国立博物館

国立国際美術館

あべのハルカス美術館

奈良国立博物館

金沢21世紀美術館

ルーヴル美術館 

オルセー美術館

ウィーン美術史美術館

プラド美術館

ウフィツィ美術館

ヴァチカン美術館

大英博物館

ナショナル・ギャラリー

アムステルダム国立美術館

エルミタージュ美術館

メトロポリタン美術館

ニューヨーク近代美術館

シカゴ美術館

ワシントン ナショナル ギャラリー

ボストン美術館
お知らせ
コメント、トラックバックはスパム対策の為、確認させていただいてからの表示となります。投稿されてから時間をおいての表示となりますが、ご了承下さい。

関連性のないものは反映されません。
 
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。