2013年05月18日
レーピン展
場所:神奈川県立近代美術館 葉山
会期:2013年4月6日〜5月26日
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition_hayama/repin/repin/index.html
快晴で、非常に清々しい日だった。ちょっとした旅行気分を味わうことが出来た。
去年、文化村で見てまた関東に戻ってきたので行く。博物館の日ということで無料だった。文化村は都市の美術館なので狭くて入場料も高いが、アクセスは良い。しかし、ここはバスか自動車で行く距離でアクセスが非常に悪い。しかし、入場料は高くなく、広々とした空間で絵画の配置がゆったりしていてじっくりと見ることが出来る。ベンチに座ってゆっくり眺めることが出来る。
音声ガイドでロシア文学研究の亀山教授の特別解説があった。名古屋に外国語大学学長になっていたことを知る。
どの絵も描きこまれていて見るだけで幸福感を得られる。労働者の顔の表情が豊かであったり、歴史的な場面の物語を描きこむのが非常にうまい。大きな額の「皇女ソフィア」の怒りに満ちた目は凄まじい。「ゴーゴリの自殺」、習作であるが「イワン雷帝とその息子」などはそのシーンを切り取ったような飛び出てきそうな真実味がある。決闘を描いた絵があった。決闘は本当に絵になる物語性を内在しているテーマであると思った。
「思いがけなく」は近くにいた男の人がこれは傑作だと言っていた。まさにその通りだった。映画、写真などでは表現できない一瞬の表情を描き、またそこからくみ取れる重層的なことを描きこんでいる。奥の壁に掛かった絵が背景を示し、革命をにおわせている。
妻や息子、女優を描いた縦長の絵は服の質感、ディテールが素晴らしい。
会期:2013年4月6日〜5月26日
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition_hayama/repin/repin/index.html
快晴で、非常に清々しい日だった。ちょっとした旅行気分を味わうことが出来た。
去年、文化村で見てまた関東に戻ってきたので行く。博物館の日ということで無料だった。文化村は都市の美術館なので狭くて入場料も高いが、アクセスは良い。しかし、ここはバスか自動車で行く距離でアクセスが非常に悪い。しかし、入場料は高くなく、広々とした空間で絵画の配置がゆったりしていてじっくりと見ることが出来る。ベンチに座ってゆっくり眺めることが出来る。
音声ガイドでロシア文学研究の亀山教授の特別解説があった。名古屋に外国語大学学長になっていたことを知る。
どの絵も描きこまれていて見るだけで幸福感を得られる。労働者の顔の表情が豊かであったり、歴史的な場面の物語を描きこむのが非常にうまい。大きな額の「皇女ソフィア」の怒りに満ちた目は凄まじい。「ゴーゴリの自殺」、習作であるが「イワン雷帝とその息子」などはそのシーンを切り取ったような飛び出てきそうな真実味がある。決闘を描いた絵があった。決闘は本当に絵になる物語性を内在しているテーマであると思った。
「思いがけなく」は近くにいた男の人がこれは傑作だと言っていた。まさにその通りだった。映画、写真などでは表現できない一瞬の表情を描き、またそこからくみ取れる重層的なことを描きこんでいる。奥の壁に掛かった絵が背景を示し、革命をにおわせている。
妻や息子、女優を描いた縦長の絵は服の質感、ディテールが素晴らしい。