2012年03月13日
わが母の記(感想)
わが母の記
2011年松竹
04月28日公開
公式サイト
☆★
監督: 原田眞人
原作: 井上靖 『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』
脚本: 原田眞人「クライマーズ・ハイ [Blu-ray]」 「KAMIKAZE TAXI<インターナショナル・バージョン> [DVD]」
出演: 役所広司 「KAMIKAZE TAXI 」
樹木希林
宮崎あおい
三國連太郎
キムラ緑子
南果歩
第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞
1959年伊豆、湯ヶ島。井上靖を演じていると思われる役所広司が実家に来ている。三國連太郎演じる父は寝たきり。母である樹木希林は同じ話をしたことを忘れている。
東京へと帰る靖。家族が総出で検印の紙を貼り付けている。そばを出前したが、三女の宮崎あおいは食べに来ない。靖は三女とけんかをする。3年と過ぎて母は物忘れが激しくなり徘徊もするようになる。
モントリオール映画祭は日本映画にあまくて当てにならない。この作品も残念ながらそうなってしまった。この作品をどう見たらいいのかがわからなくなった。母親との感動物ではない。ほとんど泣いている人はいなかった。つまらない笑いの場面で高年齢の観客が多かったせいか笑いがところどころ起こった。見ていると段々笑えなくなってくるのだが。どういう方向に演出を持っていこうとしているのかさっぱりさからなかった。「クライマーズ・ハイ」は小説で書いている意図とは全く違う用語の意味になってしまってはいたが、原田監督の熱さが伝わる面白い作品だったんだが。
売れっ子作家で裕福な生活が描かれていてそこもこの作品にさほど入り込めなかった点だ。
最後、母他界で靖や姉、妹が泣くんだけれども、死んでよかったのかもというくらい母親のボケが激しくなって厄介になっていたからそこまで泣くかとは思った。姉だかに預けて母親の面倒見てありがとうと靖は言うけれど、お前は言うだけで面倒見てねえだろういいきなもんだと突っ込みたくなる。おまけに井上靖は子供の頃に祖父の妾の所に預けられていてその頃のもやもやとしたものもあってというのがあるから余計に死んでくれたほうがと思った。確か『しろばんば』におばあさんとの二人暮しが書かれていた。
樹木希林は自由奔放に動き、嫌味を言ったりする。そこは唯一の見所ではある。
最近、ブログやSNSで広めて下さいと映画会社はお願いしている。評判が良いとは限らない物もあるのにと思うがそこはどうなのか毎回気になってしまう。
2011年松竹
04月28日公開
公式サイト
☆★
監督: 原田眞人
原作: 井上靖 『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』
脚本: 原田眞人「クライマーズ・ハイ [Blu-ray]」 「KAMIKAZE TAXI<インターナショナル・バージョン> [DVD]」
出演: 役所広司 「KAMIKAZE TAXI 」
樹木希林
宮崎あおい
三國連太郎
キムラ緑子
南果歩
第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞
1959年伊豆、湯ヶ島。井上靖を演じていると思われる役所広司が実家に来ている。三國連太郎演じる父は寝たきり。母である樹木希林は同じ話をしたことを忘れている。
東京へと帰る靖。家族が総出で検印の紙を貼り付けている。そばを出前したが、三女の宮崎あおいは食べに来ない。靖は三女とけんかをする。3年と過ぎて母は物忘れが激しくなり徘徊もするようになる。
モントリオール映画祭は日本映画にあまくて当てにならない。この作品も残念ながらそうなってしまった。この作品をどう見たらいいのかがわからなくなった。母親との感動物ではない。ほとんど泣いている人はいなかった。つまらない笑いの場面で高年齢の観客が多かったせいか笑いがところどころ起こった。見ていると段々笑えなくなってくるのだが。どういう方向に演出を持っていこうとしているのかさっぱりさからなかった。「クライマーズ・ハイ」は小説で書いている意図とは全く違う用語の意味になってしまってはいたが、原田監督の熱さが伝わる面白い作品だったんだが。
売れっ子作家で裕福な生活が描かれていてそこもこの作品にさほど入り込めなかった点だ。
最後、母他界で靖や姉、妹が泣くんだけれども、死んでよかったのかもというくらい母親のボケが激しくなって厄介になっていたからそこまで泣くかとは思った。姉だかに預けて母親の面倒見てありがとうと靖は言うけれど、お前は言うだけで面倒見てねえだろういいきなもんだと突っ込みたくなる。おまけに井上靖は子供の頃に祖父の妾の所に預けられていてその頃のもやもやとしたものもあってというのがあるから余計に死んでくれたほうがと思った。確か『しろばんば』におばあさんとの二人暮しが書かれていた。
樹木希林は自由奔放に動き、嫌味を言ったりする。そこは唯一の見所ではある。
最近、ブログやSNSで広めて下さいと映画会社はお願いしている。評判が良いとは限らない物もあるのにと思うがそこはどうなのか毎回気になってしまう。