2012年02月18日

石子順造的世界

石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行

府中市美術館で

平成24年2月26日(日曜日)まで

注記:本展覧会の他の会場への巡回はありません。



山田五郎さんがラジオとテレビで紹介していた。

美術評論家の石子順造はいわゆる「美術」というものだけにとらわれなれなかった。
まず、最初に部屋に入ると国旗か布を被った男のオブジェに突き当たる。奇妙だ。模造した紙幣、それは国家への挑戦。横尾忠則の演劇ポスター、高倉健のヤクザ映画のコラージュ。鈴木慶則の有名な高橋由一の描いた鮭のパロディのような身がほとんど切られた鮭。ちょっと見ると元のと見紛うような絵でおかしさがある。額縁をキャンパスに描いたトリックアート。驚きが前面に出てくるような作品が並ぶ。

次の部屋はマンガ。石子はマンガに注目した。上から吊るされたマンガ本がある。白土三平、水木しげるなど。それは各自読んでもいい。赤色エレジーのジャケットの絵。
薄暗い部屋につげ義春の『ねじ式』の原画が並べられている。ガロの青林堂の保存状態が悪く、セロハンテープで貼ったところが黄ばんでいるが、非常に迫力のあるタッチで描かれている。


銭湯の暖簾をくぐるとキッチュの部屋。石子は民衆の中にあるものにも注目した。マッチ箱のデザイン、チラシ、祝儀袋、トロフィー、蝋で作った食品サンプル、おもちゃの紙幣、銭湯の絵、大漁旗など。大上段からの美術だけに興味を持つのではなく、民衆の、身近な物に焦点を当てるというのは去年展覧会をやっていた民藝運動を起こした柳宗悦にも通じるものがあると思った。

帰りに図録を買った。美術館に行っても重くて解説も少ないことが多く滅多に図録は買わないのだが、これは買って得をした。ハードカバーで石子順造の評論が載っていて300ページ、2000円は安い。府中市の刊行物だからだろうか。


ten_years_after at 23:00コメント(0)トラックバック(0) 
美術など 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
Google
カスタム検索


Books

bk1は大きめの本などではアマゾンよりも配送が早くて便利です。
Music
DVD
DMM.com CD&DVDレンタル
オンラインDVD&CDレンタルなら月々2068円で借り放題のDMMがお得!

サウンドトラック
レンタル


     Museum
国立新美術館

国立近代美術館

国立西洋美術館

東京都美術館

東京都現代美術館

東京都写真美術館

東京国立博物館

国立科学博物館

東京藝術大学 大学美術館

ザ・ミュージアム - Bunkamura

六本木ヒルズ 森美術館

森アーツセンターギャラリー

サントリー美術館

三菱一号館美術館

ブリヂストン美術館

パナソニック 汐留ミュージアム

損保ジャパン東郷青児美術館

東京オペラシティアートギャラリー

江戸東京博物館

府中市美術館

東京富士美術館

世田谷美術館

大倉集古館

練馬区立美術館 

横浜美術館

そごう美術館

神奈川県立近代美術館

鎌倉国宝館

平塚市美術館 

ポーラ美術館

千葉県立美術館 

ホキ美術館

DIC川村記念美術館

上原近代美術館

山梨県立美術館

茨城県近代美術館

MOA美術館

名古屋市美術館

名古屋ボストン美術館

愛知県美術館

京都国立近代美術館

京都国立博物館

国立国際美術館

あべのハルカス美術館

奈良国立博物館

金沢21世紀美術館

ルーヴル美術館 

オルセー美術館

ウィーン美術史美術館

プラド美術館

ウフィツィ美術館

ヴァチカン美術館

大英博物館

ナショナル・ギャラリー

アムステルダム国立美術館

エルミタージュ美術館

メトロポリタン美術館

ニューヨーク近代美術館

シカゴ美術館

ワシントン ナショナル ギャラリー

ボストン美術館
お知らせ
コメント、トラックバックはスパム対策の為、確認させていただいてからの表示となります。投稿されてから時間をおいての表示となりますが、ご了承下さい。

関連性のないものは反映されません。
 





Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。