2005年03月10日

著作権に関する本(ローレンス・レッシグ)

Free Culture」ローレンス・レッシグ著
freeculture最近は新聞の書評に載った本しか読まなくなっています。この本も去年の8月22日の日本経済新聞、書評欄で紹介されていました。ざっと読んだので、うまく説明はできないかもしれません。CDなどの海賊版が出回ることと売り上げの落ち方はさほど関係がないというデータをレッシグ教授は持ち出している。売れないのは結局、作り手の力量のなさのためである。ラジオ、映画、テレビ、漫画にいたるまで最初は海賊行為が始まりだった。アーティストに対する報酬に比べて、米著作権協会RIAAの職員への収入が高いという著作権がクリエイティブな人を守るための利益になっているのか。著作権を侵害しないように管理することが可能なネット(誰かが特定し易い)では、少し著作権を緩くしないとクリエイターにとっても利益にならない。音楽などは音源を貸したりする口コミによって広まっていく。著作権は守らなければならないが、少し自由になる部分がなければならないということが必要だということを様々な例を出して語っている。

レッシグは日本に滞在したとき同人誌を見て、著作権侵害で作者は抗議してこないかと日本の弁護士に聞いたが、誰もが日本に著作権分野に明るい人がいないからと言われたという挿話があった。のどかな話ではあるが、日本でレッシグのようなネット社会と絡めて著作権を考えて、法の適用範囲を示せる専門家がいないのがとても寂しい。日本でもやっとコピー・コントロールCDの製造をやめるとレコード会社は発表しましたが、CCCDでどれだけ売り上げが上がったんでしょうかね。i-Podの普及に負けただけで特に考えないでやめようかと思っただけのような気がします。アルバムで捨て曲を買わされる時代は終わったことを日本の音楽会社は認識しているのか疑問であります。レコード会社の経営者はレッシグの本を読んで、売れるにはどうしたら良いか考えたらどうでしょうか。


lessigローレンス・レッシグ
スタンフォード大学憲法学教授、サイバー法センターの教授。
http://www.lessig.org/

ten_years_after at 23:55コメント(0)トラックバック(0) 
 

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