2005年02月27日

1、最有力アビエイター(The Aviator)」正確にはエイビエイターと発音する。
2005年3月26日公開
マーティン・スコセッシ監督(私の大好きな監督ではあるが、近年駄作が続いている。)
レオナルド・ディカプリオ主演
theaviatorvr2
大金持ちの息子で若くして莫大な遺産を受け継いだハワード・ヒューズを描いた作品。彼は買収して航空会社TWA(トランス・ワールド・エアライン)のオーナーとなり、アメリカでパンナムが独占していた国際線に参入した。戦争をするのと同じくらい金をかけて映画を作ったが失敗する。ハワード・ヒューズは強迫神経症で人と握手が出来なく、公衆トイレを使えなかった。キャサリン・ヘップバーン、エバ・ガードナー、ジョーン・クロフォードと浮名を流す。しかし、プレイ・ボーイではなかった。酒は飲めなくて、高級クラブでミルクを飲んでいた。女の人に触れられなく、手を洗いすぎて血まみれとなることもあった。ハーキュリーズ巨大輸送機を開発した。よく言えば「タイタニック」に出たディカプリオ風大作である。
受賞最有力の理由:大作で派手で話がハリウッド黄金時代のもので、マーティン・スコセッシがオスカーを取っていなかったこともあり、「アビエイター」ではないかと言われている。

2対抗ミリオンダラー・ベイビー(Million Dollar Baby)」2005年初夏公開
クリント・イーストウッド監督
ヒラリー・スワンク主演
milliondollarbaby
今この作品がアメリカで大問題になっている。ヒラリー・スワンクはボクサーの体になっていって、本当に殴り合いをしている。ずっとロッキーのようだなと見ていると、最後の30分で違うジャンルの映画になる。
この後ネタばれはしていませんが、少しネタばれのヒントとなる事柄が出てきますので、知りたくない方は読まないで下さい。
映画館の観客も驚いてエーっと言っていた。一貫性がないということも指摘されているが、後半部分が社会的に問題になっていて、右が2つにも左が2つに分かれて4つ巴大論争になっている。ワシントンポスト、ニューヨークタイムズも論争を報道しならないと言っているが、報道するとネタをばらすことになるから苦労している。尊厳死問題で、劇場前でピケや反対運動が起こっている。キリスト教右派は人の命を左右するのは神だけで殺人、自殺を禁止されているということを理由にこの映画に反対している。体に障害を持っている人たちが優遇されすぎていると彼らを嫌っている右翼がたくさんいて、その人たちは障害者への天罰だとこの映画を喜んでいる。左の人は映画は表現だから政治的批判をするのは良くないとしている人と、体が動けなくなった人達が死を選ぶのか、それは障害者は死ねってことかと差別的だと怒っている。その人達が具体的に抗議活動をしている。 クリストファー・リーブは肝細胞研究によって体を動かすことができるかもしれないと戦っていた。去年の大統領選でどこまで税金を使って基礎研究を進めるかが議論だった。その研究を進めていくと神の領域までいくことが出来、死んでしまう人も生き返ってしまうかもしれない、しかし、それは倫理的にどうかとキリスト教右派は反対している。税金を使って細胞操作をやるべきかが争点だった。もうひとつは肝細胞研究をする際、中絶された胎児の細胞を使う可能性があるため、ブッシュ政権とキリスト教右派は研究を進めることは中絶を認めることになると反対していた。マイケル・J・フォックス(現在パーキンソン病と闘っている。)は元々は共和党支持だったが、その研究で病気が治るかもしれないので研究推進派の民主党に転向した。肝細胞研究を何年か進めれば障害が完治して尊厳死はなくなるかもしれない。イーストウッドは過去にカルフォルニアでホテルを経営していて、アメリカでは車椅子で通れないところを作ってはいけないという法律があって、そのホテルが訴えられ、裁判で争い連邦の下院まで行ってイーストウッドは「この国は障害者に甘すぎる」と証言した。そういうこともあり身体障害者には嫌われている。「許されざるもの」に非常に似ていて、ころころ思っていたものと変わっていく。「許されざるもの」はイーストウッドが悪い奴を殺していく神の権利を代行していた。この映画も許されざる選択をする。ハリウッドが応援していた麻痺で戦ったクリストファー・リーブの行為を踏みにじる映画でもある。救いがない。ヒラリー・スワンクは不幸な役が合っている。
政治的構図
映画賛成派           映画反対
右派:障害者を嫌う人たち   キリスト教右派
左派:映画はあくまでも表現  障害者擁護派

3大穴サイドウェイ(Sideways)」2005年3月5日公開
アレクサンダー・ペイン監督
ポール・ジアマッティ主演
sideways
小津安二郎や黒澤明の影響を受けていて、前作「アバウト・シュミット」も父が娘に会いに行く小津の「東京物語」を参考にしている。撮り方もしっとりして松竹的で、山田洋次、森崎東監督が撮ったようで味わいがある。映画館に行ったら老人しかいなかった。








4、Ray(レイ)」2005年1月29日公開(公開中)
テイラー・ハックフォード監督
ジェイミー・フォックス主演
rayvr6
私は作品賞の中で公開中の2本しか見ることが出来ませんが、この作品がとても好きで、見ている最中ずっと泣いていました。ジェイミー・フォックスの歌が口ぱくなので評価が分かれている。









5、「ネバーランド(Finding Neverland)」2005年1月29日公開(公開中)
マーク・フォスター監督
ジョニー・デップ主演
findingneverland
「ピーターパン」の作者ジェームズ・バリをジョニー・デップが演じた。ピーターパンのモデルとなった少年とその兄弟と大人のバリが遊びながら「ピーターパン」の話を考えていく。ネバーランドと聞くと、マイケル・ジャクソンの屋敷のネバーランドを思い出してしまう。おまけに少年たちと遊ぶのが好きというと映画に純粋に入り込めない。






(引用:「アビエイター」の文は「ストリーム」05年1月4日、町山智浩さんのリポート書き起こし要約したものも含む。「ミリオンダラー・ベイビー」の文は同番組05年2月22日、町山さんレポート書き起こし、要約したもの。)



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