2005年04月04日

アメリカの尊厳死をめぐる事件
もうこの事件をご存知の方が多いとは思いますが、今年は尊厳死をテーマにした映画が多いので、尊厳死についての記事を載せます。2005年4月6日号のニューズウィーク日本版からの記事です。

テリ・シャリボから命綱だった栄養補給チューブが外されてから1週間がたった。15年前からテリは植物状態だった。尊厳死の容認を求めてきたテリの夫マイケル・シャイボとテリの両親は延命をめぐって7年も法廷闘争を繰り広げてきたが、州裁判所ばかりか連邦裁判所も両親の訴えを退けてきた。テリの尊厳死問題は、「死ぬ権利」をめぐる争いとして、アメリカを二分する政治論争に発展した。
テリは不妊治療で摂食障害となり、それによる下剤の常用や嘔吐のせいで、カリウムが極端に不足し、テリの脳は酸欠となり回復不能のダメージを受けた。夫と両親の関係は金をめぐってこじれていく。マイケルは、不妊治療で通っていた産科医がカリウム不足に気付くべきだったとして、医療過誤で提訴。テリに約70万ドル(信託財産として第三者が管理。治療に使われる)、マイケルに30万ドルの賠償金を払うことで和解が成立した。93年に、両親はテリの病室でマイケルと会った。両親によれば、マイケルは賠償金を新しい治療に使うことに反対した。マイケルは、両親は金の分配を要求しただけだと反論する。その後、双方とも直接話をすることは二度となかった。
マイケルは、テリはもう治らないとあきらめるようになった。98年、マイケルが栄養補給の停止による尊厳死を認めるようフロリダ州裁判所に求めた。その後、延命措置の継続希望するテリの両親との法廷闘争に発展した。01年にマイケルの主張が通り、補給チューブがはずされた。だが、数日後に両親が控訴。チューブは元に戻された。

カトリックやプロテスタントの一部、人工妊娠中絶に反対する「生きる権利」に提唱者は、テリの両親に賛同。積極的に広報活動を行い、裁判費用を援助した。「保守派」の肩書きが欲しい政治家たちも、この問題に関心を寄せるようになった。
今年2月、フロリダ州裁判所がテリの延命措置を承認し、3月18日にチューブがはずされることになると、世間の注目は頂点に達した。フロリダ州のジェブ・ブッシュ知事は、行政権限などでチューブの取りはずしを阻止しようとした。これがうまくいかないとみるとブッシュ知事の元顧問ケン・コナーはこの問題を「連邦レベル」に押し上げるチャンスと判断した。コナーはフロリダ州選出の下院議員(共和党)に協力を要請した。家族研究協会など、保守系団体のメンバーを加えた「戦略チーム」を立ち上げた。個人名は出さずに、テリのような障害者の権利擁護に関する包括的な法案を提出するために。
上院では民主党の支持を得るため、その法案の内容をテリの事案に限定すべきだという意見が強かった。上下院は妥協点を見出せずにいたが、栄養補給が停止された翌日になって、上下両院は法案に合意した。連邦裁判所に判断の権限を与えるという内容だった。
だが、これだけの騒動もむなしく、連邦裁判所は地裁から控訴裁、最高裁まで、フロリダ州の判断を支持。世論調査でも、栄養補給の停止を支持する人が過半数を占める。今回の一件は、共和党の勇み足だったようだ。


先月31日にテリ・シャイボさんは亡くなった。


「海を飛ぶ夢(THE SEA INSIDE)」
2004年スペイン
2005年4月16日公開(公式サイト
監督、製作総指揮、脚本、編集、音楽:アレハンドロ・アメナーバル
アレハンドロ・アメナーバル監督作品)DVD
主演:ハビエル・バルデム
本年度アカデミー賞外国語映画賞受賞
theseainside1998年1月。スペインのお茶の間に衝撃が走った。海中の事故で四肢麻痺となり、28年間、寝たきりの生活を送っていたラモン・サンペドロさんが、薬物を飲んで自殺するビデオが、ニュース番組で流された。薬を飲んだ後の場面はカットされたが、自宅でなくなったことが確認された。
直後に国内外で論争が起こった。自殺を幇助した女性は、警察に逮捕された。一日で釈放されたが、彼女と同様にサンペドロさんの決断を支持する約1万人が「私も彼の死に手を貸した」という宣誓書にサインしたと言われている。
アレハンドロ・アメナーバル監督自身もカトリック教徒だが、宗教的な理由で尊厳死を認めないとする見解は疑問に思う、という。「尊厳死は、法律できちんと定めるべきだと思う。」
(2005年4月4日号のAERAより)
過去に東海大病院の安楽死事件で、裁判所が安楽死の3要件ないし4要件を示したことがありました。それから何年も経ってしまいましたが、死ぬことを自分で決断できることを日本も話し合って、明確な要件を定めて法律を作る時期にきていると思う。

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映画と社会 

2005年04月03日

みずほ銀行167支店27万人の個人情報が流出した。合併してみずほは支店統合の際、支店長の間で支店番号を取り合っている。若い番号ほど出世が早い。みずほ銀行の金融コードは001で彼らの誇りなんだと思うけど。外部に情報が流出しているが、廃棄したと思われれると発表した。
無責任極まりない。4月1日施行される個人情報保護法に法的処罰されるから、とにかく発表しただけ。銀行の個人情報には勤務先から年収まで入っている。富士、一勧が統合して、システムの統合した時にオペレーションの派遣で行っていた人の情報によると、監督していた興銀から来たおっさんが朝の11時ごろ会社に来て、おはようとおねえちゃんの肩をもみもみして、11時半頃飯食いに出る。顔真っ赤にして帰ってきて、15時ごろにじゃあねと帰って行く。現場はシステムエンジニアの派遣の人で。外の人も入っているわけだから、情報も持ち出そうと思ったら出来てしまう。金融庁に調べてもらいたい。


kyogyu昨日、米国産牛肉全面的早期輸入再開を求める会が119万人の署名を島村農林水産相に手渡した。プリオンちゃん体に入れて自殺したい人がこんなにいる。スーパーで売っている米国牛は買わなければ良いが、外食産業や給食にどう混ぜ込まれるか分からない。月例20ヶ月以下の牛は全頭検査をしないことが決まったが、3年間で350万頭でその中で20ヶ月以下の牛は14%で、その牛の検査にかかったお金は14億円に過ぎない。それをケチって子供たちの命を危険にさらすのか。各自治体は全頭検査を続けると言っている。政府は検査についての補助金を出すのを3年間続けると発表している。そうなると、日本は全頭検査を続ける。
国はアメリカのために20ヶ月以下はしなくて良いという穴を開けた。アメリカの牛は大体20ヶ月以下(16、7ヶ月)でと畜する。日本向けは太らせる。放牧しているから、いつ生まれたか分からない。この前までアメリカは歯で分かると言っていたが、それはいい加減だと世界中の科学者から指摘された。それでまた言い始めたのは肉の色だって。馬鹿かお前ら。日本で養殖の魚(サケ・マス科)は餌で白身にも赤身にもできる。だから、アメリカも餌を変えていろんな色に変えるんじゃないか。日本の中で早く輸入再開を促す圧力がある。メディアも輸入への流れができている。いかに記者クラブ馬鹿が勉強していないか。読売なんてとっとと解禁しろなんて書いている。
牛肉と政治不安の構図という本が出ている。これを読むとスイスの狂牛病問題のトップの人が去年日本に来て、安全食品委員会の人と懇談して、その人は「アメリカでは突発性ヤコブ病は狂牛病による脳内の障害は蔓延しているよ。狂牛病なんてがんがん出てるよ。」と言った。実際、ニュージャージー(New Jersey)州のある競馬場のレストランで食べていた人達が特異的に20人、30人狂牛病が出ている。それを調査しようとしたら、何故か中央政府によって打ち切られる。あるミートパッカー業者が日本向けにちゃんと全頭検査して出しましょうと言ったら、アメリカの農務省がそれを許可しない。
向こうのagribusinessビッグ4が牛耳っているから。でかいところがブッシュ政権に働きかけている。NCBAという牛肉団体が大変な圧力をかけている。全米ライフル協会と並ぶくらいの圧力団体。  ジョハンズ農務長官もネブラスカ出身で、アメリカ国内政治の社会保障改革をやっている。これを通すためには財務委員会などの長の賛成がいる。それは農業主からきている。牛肉問題と社会保障改革とがリンクしている。向こうの利権がらみが解決されない限りプレッシャーは続く。(小西克哉さん)
(2005年3月30日TBSラジオ「ストリーム」、勝谷誠彦氏のリポートより)

食べたい人はアメリカ牛を食べれても構わないが、それを食べた人が献血をして、その血液を輸血することによって二次感染してしまい、どんどんと感染者が拡大していくのが一番怖い。アメリカ政府は全頭検査を実施して、狂牛病の蔓延を発表し、被害の拡大を防がなければとんでもないことになる。つまらない利権のせいで多大な犠牲者を出すのは本当に馬鹿らしい。


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社会 

2005年04月02日

リチャード・ギアリチャード・ギア出演作品
richard_gere 「Shall we Dance?」公式サイト)は4月29日公開だったのが23日の公開に早まった。
「13歳の時、ダンスは学校で必修科目だった。それ以来踊っていなかった。その頃は男の子より女の子が背が高くて、痛い体験だった。最初は全然踊れなくて、ステップも踏めなかった。5ヶ月間の撮影と特訓を重ねる中で段々踊れるようになった。」奥さんと結婚して間もない頃、撮影していて、映画では奥さんに内緒でダンスを習う設定だが、実の奥さんもリチャード・ギアに内緒でダンスを習っていた。撮影終了後に結婚披露宴をする予定で、披露宴で奥さんが「Shall we dance?」と言った。リチャード・ギアは大丈夫かと聞いて、奥さんは大丈夫と言い踊った。披露宴は自宅で行われ、生バンドの演奏とスポットライトを浴びながら踊った。「マジカルムーブメントだった。」と語った。(リチャード・ギアの来日記者会見より)
司会者のマイクを取り突然、「EUが武器を中国に売りたいと言っているが、絶対に駄目だ。」と発言した。(フランスのシラク大統領が来日して、中国に武器を売りたいと言っていた。)中国のチベット弾圧に抗議している過去もある。
(2005年3月29日TBSラジオ「ストリーム」オープニングより)

carey_lowellリチャード・ギアは91年にスーパーモデルのシンディ・クロフォードと結婚したが、94年に離婚。現在はケーリー・ローウェルと結婚し、1児をもうける。チベット仏教に傾倒している。中国への怒りというか疑念が「レッド・コーナー~北京のふたり~」に表れているのではないか。 「Shall we Dance?」は日本でも非常に評判が良いらしいので、早く見たいです。







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来日関連で、先日来日したマライア・キャリーについて
(マライア・キャリーのCD)
mariah_careyマライア・キャリーはベネズエラ移民である。
姉はマライア・キャリーの暴露本を書こうとして、マライア・キャリーに差し止められた。マライア・キャリーの姉はマライアを売り出すために姉自身が売春をしていた。家が貧乏で、衣装、歌のコンテストの交通費をそれで稼いでいた。インタビューで姉は売春しているうちにエイズになったと告白している。今はニューヨークのエイズの施設に入っている。
しかし、マライアは何十億も稼いでいるのに姉にお金を送っていない。
(2005年1月18日TBSラジオ「ストリーム」、町山智浩氏のリポートより)

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映画 

2005年03月31日

「サイドウェイ(Sideways)」
2004年アメリカ、ハンガリー
公開中(公式サイト
お薦め度☆☆☆☆☆5星
監督、脚本:アレクサンダー・ペイン(前作「アバウト・シュミット」)
脚本:ジム・テイラー
原作:レックス・ピケット(「サイドウェイ」)
出演:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、バージニア・マドセン、サンドラ・オー
2004年度アカデミー賞脚色賞受賞

sidewaysやっと見ることができました。観客の平均年齢が高く、じじいばかりでした。
映画はというと、ハゲで中年太りで決して見た目が良くない主人公の地味なストーリーです。けれども、とても愛すべき映画で心に染み入る味わい深い映画でした。4人の登場人物の一人一人が人間くさく、生き生きとしていて、本当にこの人たちはどこかで生活しているのではないかと思ってしまうほどはまり役でした。やはり人と人との丁寧なやりとり、台詞が良い映画を生みます。ワインを人生にたとえるやりとりは心に残ります。私は酒を滅多に飲みませんが、おいしそうにワイン飲んでいるのを見ると飲みたくなってきます。映画に出てきたカリフォルニアワインは売り切れている店が多いようです。ジャジーな音楽もとても心地良かったです。パンフレットもワインの知識などが載っていて、読み応えがあります。
ただでさえ地味で宣伝ができていないのに、アカデミー賞にノミネートされ、急遽日本での公開が前倒しになったため、前売券を売る間もなく公開となってしまいました。なので、すぐに終わってしまう可能性があるので見たい方はお早めに。
アレクサンダー・ペイン監督
alexander_payneこの監督は小津安二郎や黒澤明に傾倒していて、「アバウト・シュッミット」も小津の「東京物語」を参考にしている。 この監督は普通の人をくすっと笑わせ、物悲しく描くのがとてもうまい。アレキサンダー・ペイン監督と映画に出演していた監督の妻でもあった女優のサンドラ・オー(アジア系アメリカ人)は5年前に交際を始め、2003年1月1日に結婚した。しかし、今年の3月離婚をした。








ポール・ジアマッティ
paul_giamatti1997年の傑作コメディー「プライベート・パーツ」に出演して以来、ポール・ジアマッティはずっと「あの映画に出ていたあの人」の役回りを演じてきた。『交渉人』でも『PLANET OF THE APES/猿の惑星』でも。「アメリカン・スプレンダー」で、ついに主役の座を射止めた。この作品でジアマッティは、実在するコミック作者で気むずかし屋のハービー・ピーカーを好演。アニメやドキュメンタリー映像、ピーカー本人のナレーションも織り交ぜた本作は、昨年のサンダンス映画祭でグランプリを獲得した。インテリのピーカーはジアマッティのはまり役だった。
無名の兵士を描いた『プライベート・ライアン』ではドジな将校を演じ、緊迫感のなかに貴重な笑いをもたらした。

「1日に最低1冊は本を買う」と、ジアマッティ。彼の妻と2歳半の息子は、マンハッタンのアパートで数千冊の本を相手に縄張り争いを繰り広げている。「実は本の虫なんだ。妻の忍耐力には頭が下がる」父バートは名門エール大学の教授で、後に学長まで務めた。息子もエール大学演劇部で学んだ(「最高のコネがあったからね」)。89年、父親は大リーグのコミッショナーに就任。野球賭博疑惑でピート・ローズを球界から永久追放すると、その8日後に心臓発作で他界した。
映画界に入って1度だけ、高学歴が邪魔になったことがあった。『プライベート・ライアン』の撮影中、専属の軍事コンサルタントがヤワな学生タイプのジアマッティを見るなり、目の敵にしてきたのだ。「銃の構え方がなってないって、どやしつけられた」
(ニューズウィーク日本版2004年7月7日号の「アメリカン・スプレンダー」の記事より抜粋)









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映画の感想 | 感想(サ行)

2005年03月30日

「バッド・エデュケーション(LA MALA EDUCACION)」
2004年スペイン
2004年4月9日公開(公式サイト
お薦め度☆★1.5星
製作、監督、脚本:ペドロ・アルモドバルペドロ・アルモドバル監督作品
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、フェレ・マルティネス、ハヴィエル・カマラ

badeducation登場人物全てがモーホーしか出てこない。しかも、客が引いていく映像。ペドロ・アルモドバルがやりたかったことはこれなのか。でも、ペドロの趣味を出し過ぎな気がした。オープニングのキャストの名前が出てくるところは格好良かった。
色合いが派手だった。ジョエル・シューマーカー監督ジョエル・シューマーカー監督作品)の「オペラ座の怪人」もこれでもかというほど、ぎとぎととした派手派手しさ、且つなめ回すようにオペラ座を映していくカメラワークと、モーホー系監督の特徴でもあるのかな?ジョエル・シューマーカーと言えば、ティム・バートン(ティム・バートン監督作品)が作ったバットマンの世界観をバットマンとロビンを出し、バットマンスーツの乳首をくっきりさせてゲイのものに変えてしまって、普通のファンから評判が悪かった事を思い出してしまった。(バットマン フォーエバー

「トーク・トゥ・ハー」も奇妙で気持ちが悪い話だったが、この作品も奇妙だった。しかし、よく毎回奇想天外なストーリーを思いつくペドロ・アルモドバル監督には感心してしまう。映画監督役の俳優がペドロ・アルモドバルを想定しているのではと言われているが、どう見てもアルモドバルはデブでおどけたような顔で違いすぎるだろう。「トーク・トゥ・ハー」のほうが舞踊家ピナ・バウシュや歌手のカエターノ・ベローゾが登場し芸術的な匂いが感じられたが、この作品はどうも俗っぽいような気がする。

奇妙な話なので、見たい方は是非見て下さい。


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映画の感想 | 感想(ハ行)

2005年03月29日

今日は特にネタがありません。
食品安全委員会は生後20ヶ月以下の牛は全頭検査から外すことを決定した。アメリカ牛は危険部位除去、エサの管理が行われているか分からない。専門家委員(科学者)は大多数は批判的意見を出した。日本の国産牛の全頭検査も不十分で、現在行われているBSEの検査だけでなくリスクを少なくする検査をもっとするべきだと言っている。基準緩和は専門家委員会は言っていない。農水省のなかでも全頭検査継続派とアメリカの言い分派に分かれている。両論併記していて、曖昧になっている。

アメリカ牛輸入再開の署名活動をしている人がいるらしいですが、そんなに危険な牛を食べたい馬鹿な輩がいるのかと呆れてしまいます。この前のライス国務長官が来日して、そんなに米国牛輸入の話題を出さなかったのにアメリカ牛輸入再開とマスコミを盛り上げたのは何かの圧力があったとしか思えないと宮崎哲弥さんがおっしゃっていましたが、やはり外食産業(←さほど影響力はないかもしれない)、農水省、厚労省が輸入再開への圧力をかけたからかと推測してしまいます。
いい加減当たり障りの無いニッポン放送問題とサッカーの話題はもう良いので、もっと大事なニュースがあるような気がします。

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その他 

2005年03月28日

「クライシス・オブ・アメリカ(THE MANCHURIAN CANDIDATE)」2004年アメリカ
公開中(公式サイト
監督、製作:ジョナサン・デミ
製作:ティナ・シナトラ他
原作:リチャード・コンドン「影なき狙撃者
出演:デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、リーブ・シュレイバー、ジョン・ヴォイト
crisisofamerica
あらすじなどはこちらでhttp://blog.livedoor.jp/ten_years_after/archives/16529584.html
以下の文は2005年3月22日のTBSラジオ「ストリーム」番組内、町山智浩氏のリポートを書き起こしたものです。

「クライシス・オブ・アメリカ」という映画について話す。ジョナサン・デミ監督ジョナサン・デミ監督作品)にインタビューできた。jonathndemme羊たちの沈黙」で有名な。それでアカデミー賞を取った。「羊たちの沈黙」はアメリカのフェミニストの人たちの間ではフェミニズム映画の金字塔と言われている。男社会の中で男に虐待されてる女の人を女の子が救うという話なので、象徴的なフェミニズムの話だと言われている。救う女警官もジョディ・フォスターですから。彼女はフェミニズムやレズビアンのアイコン(聖像)なんですよ。ジョナサン・デミ監督というのはいわゆる全共闘世代の人で、学生時代にフェミニズムの本や黒人解放運動の本を読んで影響された政治的な人なんです。この「クライシス・オブ・アメリカ」というのも凄い政治的な映画なんです。
大企業が悪役の話で、湾岸戦争の戦場で1つのアメリカ軍部隊が敵に拉致された。敵だと思ったらアメリカの大企業だった。アメリカ企業が部隊の全員を洗脳して、部隊長が戦場で大活躍してみんなを救ったという嘘の記憶を兵隊たち(10人程度)に植え付ける。国民的ヒーローになった部隊長が大統領選に立候補する。部隊長は上院議員の息子で、部隊長自身も洗脳されてて、脳内にマイクロチップを埋め込まれて、その大企業の意のままになるように操られていたという話。
ジョナサン・デミ監督は今地番行われている洗脳はテレビを使った洗脳なんだ。特にイラク戦争に関しては戦意高揚的なテレビニュースとかテレビ番組とかがイラク戦争を煽っていたのであって、そのことをジョナサン・デミ監督は言っている。象徴的な意味では大企業の一部であるブッシュ大統領とか、チェイニー副大統領cheneyが大企業の得になるように戦争を起こしたと言いたいんですね。戦争と利権に密着している政権。具体的にはハリバートン(http://www.halliburton.com/)という会社があって、チェイニーが昔社長に任命されちゃった企業がイラク戦争においては兵端業務(食料とか水とか供給する)をほとんど独占的に受注している。湾岸戦争のときにチャイニーがアメリカ政府にいた時にハリバートンに得をさせて、その後ハリバートンがチャイニーを社長にした。チェイニーが副大統領になってまたハリバートンに大量に受注した。イラクのインフラもハリバートンの独占。入札をちゃんとやっていないから、高い金額を政府が払っていて大問題になっている。それが「クライシス・オブ・アメリカ」の象徴的な意味なんです。
洗脳するとか偽の記憶を埋め込むとか脳にマイクロチップを埋め込んでロボットにするのは如何なものかという問題がある。SFだと思ってジョナサン・デミ監督に聞いたら、彼もシナリオを読んだ時そう思った。ありえないだろうと。研究所のリサーチをやっている人に会いに行ったら、ほとんど実現可能な段階まで来ているという話を受けたらしい。聞いてみたら、かなり進んでいて実現一歩手前までいっているよという話をされた。研究所の人も特別顧問でこの映画に入っている。続きを読む

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映画 

2005年03月27日


「隣人13号」
2005年メディア・スーツ、アミューズソフトエンターテイメント製作
2005年4月2日公開(公式サイト
お薦め度☆☆☆★3.5星
監督:井上靖雄
原作:井上三太井上三太作品
隣人13号 原作
出演:中村獅童小栗旬、新井浩文、吉村由美、石井智也、村田充、三池崇史

rinjin13go
R-15指定の必要があるのかが良く分かりませんでした。「殺し屋1」ほどグロいシーンもなく、「バトルロワイヤル」と同じように物語の中の話と分かるほどリアルな描写も無い。「ブラック・ホーク・ダウン」は戦闘シーンがリアルで、気持ちが悪く、子供に見せたらどうなのかとは思いましたが。この作品であれば、中学生ぐらいだったら見ても支障はないのではないでしょうか。期待していたよりも視覚からの気持ち悪さはありませんでした。それよりも心理的な息苦しいような感じの方が気分が悪くなりました。

中村獅童は良い人ではなくて、やっぱり気持ちが悪い役が合っている。怖いと言うより、やり過ぎで笑ってしまう演技でした。パフィーの吉村由美は元暴走族で、現在ヤンママという地でやってんちゃうかという演技で、はまり役でした。

日本の漫画は才能が溢れているのを実感しました。去年は「キューティー・ハニー」「デビルマン」「キャシャーン」と実写にした映画は質的にぼろぼろでしたが、今年は期待できるかもしれません。(去年の「海猿」はまあ合格点でした。この前公開した「鉄人28号」はもういまいちという評価が広まっていますが。)

平川地一丁目のエンディング曲は映画に合っていなかったです。でも、あんまり暗い曲でも救いがなくなるし、バランスをとってこの曲にしたのかなと思いました。 いろいろ書きたいことはありますが、ネタバレするのでこのへんで終わりにします。あまり事前に知識を得ずに見たほうが良いです。


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映画の感想 | 感想(ヤ・ラ・ワ行)
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