2006年09月07日
日本の皇室についての海外の報道
小西克哉さん:海外がどのように報道しているかテレビのニュースでは報道されていて、特にイギリスは王室があるが故に特集記事もある。中身はどのようなものがあるかは紹介されていない。
一番良く出てくるのはインディペンデントという特集記事。9月4日に掲載でテレビなどでは昨日ぐらいから良く出てきている。中身をご紹介しようと思う。
タイトルがAbout a boy。男の子についてダイナシティジャパンスタイル。日本流の王朝。愛育病院のことがあって数日したら日本の全てのメディアが愛育病院で生まれてくる子に注がれることになる。政治家はコメントを出し、新聞は号外を出し男の子だったら4ページの記事。女の子だったら2ページの記事。週刊文春と同じだな。ディテールが詳しい。テレビではちょっと言うことがはばかれることが多い。これは男の子を待つ日本の多くの人の期待に答えたら日本の国は大騒ぎになる。日本人はX染色体とY染色体を持っている子を出てくることを祈っている。
ニューヨークタイムズはXYを持っているのが皇室を継ぐべきで、XXは欠陥だとかなり辛辣に書いている。英語圏では日本はXYじゃないと相続できない。ルールなんだからしょうがない。イギリスもそういう見方。
125代2000年に渡って男系できているわけですから。人種的な純潔を守ってきたと。おかしいででょう。racial purelity これはナショナリズムを鼓舞するために言ったときもあるかもしれないけど。天皇陛下は朝鮮半島の人と非常に親しみをおぼえますとコメントを出されているわけだから、これは事実と違う。あと平沼発言も引用していて、平沼たけおさんが愛子様が海外留学されて青い目の男子と付き合って結婚なさったらどうされますか。外国人を入れたくないところを出してますね。雅子様が適応障害で健康が良くない。これは皇室の古いしきたりでもって病気になってしまわれた。保守派の中では愛子様が極めて不評である。インターネットでは雅子様をバッシングするサイトもある。雅子様が犠牲になられたことはなぜかというと宮内庁を中心とする官僚の伝統を墨守しようとするそれだけをも守ろうとする人達のおかけでこんなふうになっちゃった。アイルランドの総理が天皇陛下と会われたときのことで、カメラマンが撮ろうとしていたらカメラマンがTシャツを着ていて、会見直前になって宮内庁の役人が出て来て失礼だろうとジャケットを探しに回った。
取材の通路の真ん中で待っていたら、真ん中は天皇陛下だけで端に寄れと言われた。昔、秋篠宮と紀子様が秋篠宮様の目にゴミが入って、紀子様が髪の毛を直したのを撮ったカメラマンが記者クラブを追われている。賛否両論もあった。宮内庁はこういうことをやるが上に雅子様はご健康を崩されたという論調。男の子が生まれると多少論調は和らぐんだけれども、大きな問題はまだ変わらないという論調です。
ヨーロッパでは女帝が当たり前になっているのだけれどもそんなに男に固守するのかとおかしいなというところが前面に出ている。
伝統ですからこれをどうするかは日本人の問題です。
(2006年9月6日TBSラジオ「ストリーム」より小西克哉さんの発言から)
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福島県の下水道談合事件。東京地検が佐藤栄佐久知事の弟から任意で事情聴取した模様
弟は工事獲得目指す業者の訪問を受け、逮捕された辻容疑者とも親密だった
弟は医療メイカーを経営していて水島建設に福島県内の土地を売却していたことが判明。
福島県知事の実弟を聴取 談合事件で東京地検
(宮崎哲弥さんの著作)
宮崎哲弥氏:「これは広く見るなら、水谷建設は疑惑の総合商社みたいなところでそれの一角を東京地検が崩すつもりなのかどうなのか。これで幕なのか突っ込むのか。もし本命の水谷建設が本命ならこれは大変な広がりを見せる。もう様々なところに、京都のほうの大物の政治家の秘書が事情聴取を受けている。三重県の政治家も。福島県の佐藤知事の親戚には民主党の中堅代議士がいる。いろんなところに波及している。今、民主党仲良くしようとしている新生党の党首さんもこの中に出てくるかもしれない。みんな名前分かりますね。」
岐阜県の裏金問題。重大な責任を指摘された梶原拓・前知事が県顧問など公職を辞任
古田知事が昨日「リーダーの責任は重い」と批判。自主的な退任を求めていた
梶原・前岐阜県知事、県関連の公職の辞任へ 裏金問題
宮崎哲弥氏:「梶原は知事は改革派の知事と言われたんですが。田中康夫さんも認めになりますが、義務教育の国庫負担金問題で田中康夫さんや石原都知事はその国の仕事であってまやかしの改革であると。知事会を代表して反対されたのが梶原さんです。そこからするとやはり改革派と違う看板があるのではないかと薄々思っていたんだけれども結局これ。本当は梶原拓さんの下に森本という副知事がいらっしゃる。参議院議員の森元さんですね。この方が実はいろいろな形で隠蔽に携わったのではないかと疑いがある。ちなみにこの方は来年の7月の参院選で改選されます。梶原さんは辞任されて公職を辞任されたんですが、森元議員はどうなさるのかな。自民党もこのままでいいのかなと思いますけどね。」
参議院議員 森元恒雄http://www.t-morimoto.com/
「金融庁の貸金業規制強化案は業者に甘すぎる」 後藤田正純・内閣府政務官が抗議の辞任
強化案に少額・短期限定で高金利を最長5年認める特例措置が盛り込まれたため
後藤田内閣府政務官が辞任、金融庁に貸金業見直し案に反発
宮崎哲弥氏:「後藤田さんの行動は正しいと思います。業者にちかい政治家や一部のエコノミストの中にはこのあまり厳しすぎる貸金業法の見直しをすると、かえってお金に困った人達が借りれなくなって闇金に手を出すと言う人がいるんだけど。それは悪の存在を前提として規制は甘くするべきだと。例えば、暴力団が覚せい剤扱っているから覚せい剤を禁止するのはかえって暴力団の資金源を与えているんだと言うことと同じでしょ。そういうことではない。闇金の存在自体がいけないんだから取り締まると。今の矛盾を解消するには金融業者に甘い法律を作っていては駄目だということです。後藤田正純さんを番組にお迎えしてこの金融の問題をやりたいと思います。」
皇室の男系、女系
宮崎哲弥氏:「この話をするのはやばいんだけどさ、どうしても言いたくなったんで話すんだけど、男系とか女系とか皇室のお話があるでしょう。昔は血だった。今も血なんだけど、血というのはDNAほど明確なもの科学的に割り切れるものではない。そうするとY染色体がどうたらこうたらという見方が男系主義者の方から出てくるんだけれど、いつも違和感を感じるわけ。そんなDNA絶対主義で皇統のことを論じていいのだろうか。DNAさえあればいいのかという話になるでしょう。そういうもんじゃないじゃない皇室というのは。」
(2006年9月6日TBSラジオ「アクセス」より抜粋)
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「大学を9月入学にして、高校卒業後、大学入学までに社会奉仕活動を義務付け」
安倍官房長官のこの構想に賛成?反対?
国公立大学の入学時期、9月を検討 安倍官房長官
藤井誠二氏:「9月入学なんて大改革ですよ。学校、会社も変えなくてはならない。
17,18はもっと怒れ。こんなことを次期総理に言われて怒らないのかな。ボランティアの義務かなんて言われて。怒れ十代」
(2006年9月5日TBSラジオ「アクセス」より抜粋)
宮崎哲弥氏:「大学生だけに社会奉仕させるのは差別。大学に行く人に対する。憲法違反だと思います。」
(2006年9月6日TBSラジオ「アクセス」より抜粋)
小西克哉さん:海外がどのように報道しているかテレビのニュースでは報道されていて、特にイギリスは王室があるが故に特集記事もある。中身はどのようなものがあるかは紹介されていない。
一番良く出てくるのはインディペンデントという特集記事。9月4日に掲載でテレビなどでは昨日ぐらいから良く出てきている。中身をご紹介しようと思う。
タイトルがAbout a boy。男の子についてダイナシティジャパンスタイル。日本流の王朝。愛育病院のことがあって数日したら日本の全てのメディアが愛育病院で生まれてくる子に注がれることになる。政治家はコメントを出し、新聞は号外を出し男の子だったら4ページの記事。女の子だったら2ページの記事。週刊文春と同じだな。ディテールが詳しい。テレビではちょっと言うことがはばかれることが多い。これは男の子を待つ日本の多くの人の期待に答えたら日本の国は大騒ぎになる。日本人はX染色体とY染色体を持っている子を出てくることを祈っている。
ニューヨークタイムズはXYを持っているのが皇室を継ぐべきで、XXは欠陥だとかなり辛辣に書いている。英語圏では日本はXYじゃないと相続できない。ルールなんだからしょうがない。イギリスもそういう見方。
125代2000年に渡って男系できているわけですから。人種的な純潔を守ってきたと。おかしいででょう。racial purelity これはナショナリズムを鼓舞するために言ったときもあるかもしれないけど。天皇陛下は朝鮮半島の人と非常に親しみをおぼえますとコメントを出されているわけだから、これは事実と違う。あと平沼発言も引用していて、平沼たけおさんが愛子様が海外留学されて青い目の男子と付き合って結婚なさったらどうされますか。外国人を入れたくないところを出してますね。雅子様が適応障害で健康が良くない。これは皇室の古いしきたりでもって病気になってしまわれた。保守派の中では愛子様が極めて不評である。インターネットでは雅子様をバッシングするサイトもある。雅子様が犠牲になられたことはなぜかというと宮内庁を中心とする官僚の伝統を墨守しようとするそれだけをも守ろうとする人達のおかけでこんなふうになっちゃった。アイルランドの総理が天皇陛下と会われたときのことで、カメラマンが撮ろうとしていたらカメラマンがTシャツを着ていて、会見直前になって宮内庁の役人が出て来て失礼だろうとジャケットを探しに回った。
取材の通路の真ん中で待っていたら、真ん中は天皇陛下だけで端に寄れと言われた。昔、秋篠宮と紀子様が秋篠宮様の目にゴミが入って、紀子様が髪の毛を直したのを撮ったカメラマンが記者クラブを追われている。賛否両論もあった。宮内庁はこういうことをやるが上に雅子様はご健康を崩されたという論調。男の子が生まれると多少論調は和らぐんだけれども、大きな問題はまだ変わらないという論調です。
ヨーロッパでは女帝が当たり前になっているのだけれどもそんなに男に固守するのかとおかしいなというところが前面に出ている。
伝統ですからこれをどうするかは日本人の問題です。
(2006年9月6日TBSラジオ「ストリーム」より小西克哉さんの発言から)
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福島県の下水道談合事件。東京地検が佐藤栄佐久知事の弟から任意で事情聴取した模様
弟は工事獲得目指す業者の訪問を受け、逮捕された辻容疑者とも親密だった
弟は医療メイカーを経営していて水島建設に福島県内の土地を売却していたことが判明。
福島県知事の実弟を聴取 談合事件で東京地検
(宮崎哲弥さんの著作)
宮崎哲弥氏:「これは広く見るなら、水谷建設は疑惑の総合商社みたいなところでそれの一角を東京地検が崩すつもりなのかどうなのか。これで幕なのか突っ込むのか。もし本命の水谷建設が本命ならこれは大変な広がりを見せる。もう様々なところに、京都のほうの大物の政治家の秘書が事情聴取を受けている。三重県の政治家も。福島県の佐藤知事の親戚には民主党の中堅代議士がいる。いろんなところに波及している。今、民主党仲良くしようとしている新生党の党首さんもこの中に出てくるかもしれない。みんな名前分かりますね。」
岐阜県の裏金問題。重大な責任を指摘された梶原拓・前知事が県顧問など公職を辞任
古田知事が昨日「リーダーの責任は重い」と批判。自主的な退任を求めていた
梶原・前岐阜県知事、県関連の公職の辞任へ 裏金問題
宮崎哲弥氏:「梶原は知事は改革派の知事と言われたんですが。田中康夫さんも認めになりますが、義務教育の国庫負担金問題で田中康夫さんや石原都知事はその国の仕事であってまやかしの改革であると。知事会を代表して反対されたのが梶原さんです。そこからするとやはり改革派と違う看板があるのではないかと薄々思っていたんだけれども結局これ。本当は梶原拓さんの下に森本という副知事がいらっしゃる。参議院議員の森元さんですね。この方が実はいろいろな形で隠蔽に携わったのではないかと疑いがある。ちなみにこの方は来年の7月の参院選で改選されます。梶原さんは辞任されて公職を辞任されたんですが、森元議員はどうなさるのかな。自民党もこのままでいいのかなと思いますけどね。」
参議院議員 森元恒雄http://www.t-morimoto.com/
「金融庁の貸金業規制強化案は業者に甘すぎる」 後藤田正純・内閣府政務官が抗議の辞任
強化案に少額・短期限定で高金利を最長5年認める特例措置が盛り込まれたため
後藤田内閣府政務官が辞任、金融庁に貸金業見直し案に反発
宮崎哲弥氏:「後藤田さんの行動は正しいと思います。業者にちかい政治家や一部のエコノミストの中にはこのあまり厳しすぎる貸金業法の見直しをすると、かえってお金に困った人達が借りれなくなって闇金に手を出すと言う人がいるんだけど。それは悪の存在を前提として規制は甘くするべきだと。例えば、暴力団が覚せい剤扱っているから覚せい剤を禁止するのはかえって暴力団の資金源を与えているんだと言うことと同じでしょ。そういうことではない。闇金の存在自体がいけないんだから取り締まると。今の矛盾を解消するには金融業者に甘い法律を作っていては駄目だということです。後藤田正純さんを番組にお迎えしてこの金融の問題をやりたいと思います。」
皇室の男系、女系
宮崎哲弥氏:「この話をするのはやばいんだけどさ、どうしても言いたくなったんで話すんだけど、男系とか女系とか皇室のお話があるでしょう。昔は血だった。今も血なんだけど、血というのはDNAほど明確なもの科学的に割り切れるものではない。そうするとY染色体がどうたらこうたらという見方が男系主義者の方から出てくるんだけれど、いつも違和感を感じるわけ。そんなDNA絶対主義で皇統のことを論じていいのだろうか。DNAさえあればいいのかという話になるでしょう。そういうもんじゃないじゃない皇室というのは。」
(2006年9月6日TBSラジオ「アクセス」より抜粋)
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「大学を9月入学にして、高校卒業後、大学入学までに社会奉仕活動を義務付け」
安倍官房長官のこの構想に賛成?反対?
国公立大学の入学時期、9月を検討 安倍官房長官
藤井誠二氏:「9月入学なんて大改革ですよ。学校、会社も変えなくてはならない。
17,18はもっと怒れ。こんなことを次期総理に言われて怒らないのかな。ボランティアの義務かなんて言われて。怒れ十代」
(2006年9月5日TBSラジオ「アクセス」より抜粋)
宮崎哲弥氏:「大学生だけに社会奉仕させるのは差別。大学に行く人に対する。憲法違反だと思います。」
(2006年9月6日TBSラジオ「アクセス」より抜粋)
マリファナについて比較的寛容な国です。厳密に言えば、売買することも違法ですが取り締まることはありません。
マーク・エメリー(Marc Emery)氏は種を売る店を経営し麻薬愛好家からはプリンスと呼ばれている。POTはマリファナのスラング。カナダでははっぱの王子。アメリカの司法当局は彼の身柄引き渡しを求めています。
マリファナは素晴らしい治療薬であり、取り締まるのは馬鹿げている。これはマークエメリー氏の信念。
彼は支持者のリーダーであり、バンクーバーの市長選に2度出馬しています。
DEA連邦麻薬取り締まり局にとっては麻薬売買で起訴されるべき人物なのです。
エメリー氏:「これまで12万人の顧客がいて、7万人はアメリカ人だと思います。」
カナダの国境に接するワシントン州のジョン・マッケイ検事はアメリカ側で取り締まることを望んでいます。カナダ人なのに何故追い回すのか。
ジョン・マッケイ検事:「アメリカに麻薬を持ち込んで売りさばいている。身柄を拘束し裁判にかける必要がある。アメリカカナダでエメリーに匹敵する売人はいません。」
エメリー氏は10年以上に渡りマリファナそのものではなくマリファナの種。ブリティッシュコロンビア州でも違法です。エメリー氏の会社も軽いお咎めを受けた程度。バンクーバーにある店では麻薬用の道具一式やエメリー氏の著書大麻カルチャー、種の通販カタログまで。550種類のマリファナの種がカタログに載っている。
インターネット上でマリファナの種を初めて売ったのは自分だとエメリー氏は言っています。彼のホームページマーク・エメリー・ダイレクト(http://www.cannabisculture.com/)ではChocolate ChunkやThe Hogという名の種が275ドルで売られています。アクセスすれば誰でも手に入れることができます。
エメリー氏:「10年間で1500万ドルくらいの売り上げ。」
売られているのはDCバットと呼ばれ珍重されている質の高い種。
マリファナを売って売り上げを上げるとともに啓蒙活動もやっています。お金をカナダやアメリカの合法化活動にあてています。彼の目標は酒のように規制を受けながらの合法化にもっていくことです。マリファナを吸わないエメリー氏も時には煙を警官に浴びせて挑発します。実際に逮捕されてもカナダでは24時間拘束されるだけです。自分が製作するインターネット番組POT.TVを製作しています。政府を打ち負かすだけが戦略ではなく、世界中にマリファナを宣伝し麻薬戦争に勝利するのが彼の狙いです。
エメリー氏:「マリファナをどんどん広めるんです。DEAをはじめとして麻薬を撲滅しようとしても追いつかないようにする。何十億ドルもかけてやってきたことを私個人が無にする。」
DEAは彼の追及に躍起になっている。去年夏カナダ政府はアメリカ当局の要請でエメリー氏を逮捕。DEAは1年以上かけて捜査をした。アメリカでは種の販売はマリファナを売るのと同じ違法。巨大麻薬ビジネスの一端を担っている。
ジョン・マッケイ検事:「エメリー氏により問題は拡大している。」
バンクーバーの閑静な住宅街にもマリファナは横行しています。マリファナを栽培することが多いバンクーバーでは地元警察がタイムバスターという特別チームを設置。主に高級住宅を狙って家宅捜索をしている。麻薬栽培をしているうちがブリティッシュコロンビア州には2万件あると言われています。カナダでは逮捕されても拘束されるのは短期間で、マリファナ栽培は低リスク高リターンな商売です。
国境を越えてマリファナを運ぶのは主にアジア系ギャングや暴走族。しかし、アメリカ政府は国内にマリファナを運んでいるのはエメリー氏だと言っています。
カナダのラリー・キャンベル上院議員は検察の麻薬特捜チームに属していました。「アメリカにはもっと大きな問題がたくさんあるのに、特に彼を重要視する必要はないでしょう。エメリーがアメリカに引き渡されたらみんな憤慨するでしょうね。」
アメリカは彼の引渡しをカナダに要求しています。(米国、「マリファナの王子」の身柄引き渡しをカナダに要求)アメリカカナダ両国の法律はほとんど違いがない。違うのは懲罰の内容。わずかな罰金か刑務所送りか。カナダにいれば起訴をされない。アメリカに入れば種の販売など全ての罪に問われる。終身刑もあり得る。
エメリー氏:「カナダでは種を売って起訴されたのはこの35年で2人だけ。私が刑務所を免れるよりマリファナが合法化されるほうが嬉しい。リーダーとしての信念をもっていますから。」
先月、カナダの最高裁の判断でアメリカから身柄引き渡しの要請があった場合、有罪犯罪につながるだけの根拠があるかないか証拠をつけて裁判官が決めなければならなくなっている。引き渡さないということになる。カナダは彼を起訴しないことになったので引き渡されずに済みそうです。去年、カナダの首相になったスティーブン・ハーパー氏は保守派で、マリファナに関してアメリカと同じような罰則を適用すると言っている。その判決の翌日、48歳のマーク・エメリーは21歳のガールフレンドと結婚しました。
(2006年放映TBSテレビ「CBSドキュメント」マリファナの王子危機一髪 CBSテレビ「60minute」Prince of Pot(http://throwawayyourtv.com/2006/03/marc-emery-prince-of-pot.html)より抜粋)
マーク・エメリー(Marc Emery)氏は種を売る店を経営し麻薬愛好家からはプリンスと呼ばれている。POTはマリファナのスラング。カナダでははっぱの王子。アメリカの司法当局は彼の身柄引き渡しを求めています。
マリファナは素晴らしい治療薬であり、取り締まるのは馬鹿げている。これはマークエメリー氏の信念。
彼は支持者のリーダーであり、バンクーバーの市長選に2度出馬しています。
DEA連邦麻薬取り締まり局にとっては麻薬売買で起訴されるべき人物なのです。
エメリー氏:「これまで12万人の顧客がいて、7万人はアメリカ人だと思います。」
カナダの国境に接するワシントン州のジョン・マッケイ検事はアメリカ側で取り締まることを望んでいます。カナダ人なのに何故追い回すのか。
ジョン・マッケイ検事:「アメリカに麻薬を持ち込んで売りさばいている。身柄を拘束し裁判にかける必要がある。アメリカカナダでエメリーに匹敵する売人はいません。」
エメリー氏は10年以上に渡りマリファナそのものではなくマリファナの種。ブリティッシュコロンビア州でも違法です。エメリー氏の会社も軽いお咎めを受けた程度。バンクーバーにある店では麻薬用の道具一式やエメリー氏の著書大麻カルチャー、種の通販カタログまで。550種類のマリファナの種がカタログに載っている。
インターネット上でマリファナの種を初めて売ったのは自分だとエメリー氏は言っています。彼のホームページマーク・エメリー・ダイレクト(http://www.cannabisculture.com/)ではChocolate ChunkやThe Hogという名の種が275ドルで売られています。アクセスすれば誰でも手に入れることができます。
エメリー氏:「10年間で1500万ドルくらいの売り上げ。」
売られているのはDCバットと呼ばれ珍重されている質の高い種。
マリファナを売って売り上げを上げるとともに啓蒙活動もやっています。お金をカナダやアメリカの合法化活動にあてています。彼の目標は酒のように規制を受けながらの合法化にもっていくことです。マリファナを吸わないエメリー氏も時には煙を警官に浴びせて挑発します。実際に逮捕されてもカナダでは24時間拘束されるだけです。自分が製作するインターネット番組POT.TVを製作しています。政府を打ち負かすだけが戦略ではなく、世界中にマリファナを宣伝し麻薬戦争に勝利するのが彼の狙いです。
エメリー氏:「マリファナをどんどん広めるんです。DEAをはじめとして麻薬を撲滅しようとしても追いつかないようにする。何十億ドルもかけてやってきたことを私個人が無にする。」
DEAは彼の追及に躍起になっている。去年夏カナダ政府はアメリカ当局の要請でエメリー氏を逮捕。DEAは1年以上かけて捜査をした。アメリカでは種の販売はマリファナを売るのと同じ違法。巨大麻薬ビジネスの一端を担っている。
ジョン・マッケイ検事:「エメリー氏により問題は拡大している。」
バンクーバーの閑静な住宅街にもマリファナは横行しています。マリファナを栽培することが多いバンクーバーでは地元警察がタイムバスターという特別チームを設置。主に高級住宅を狙って家宅捜索をしている。麻薬栽培をしているうちがブリティッシュコロンビア州には2万件あると言われています。カナダでは逮捕されても拘束されるのは短期間で、マリファナ栽培は低リスク高リターンな商売です。
国境を越えてマリファナを運ぶのは主にアジア系ギャングや暴走族。しかし、アメリカ政府は国内にマリファナを運んでいるのはエメリー氏だと言っています。
カナダのラリー・キャンベル上院議員は検察の麻薬特捜チームに属していました。「アメリカにはもっと大きな問題がたくさんあるのに、特に彼を重要視する必要はないでしょう。エメリーがアメリカに引き渡されたらみんな憤慨するでしょうね。」
アメリカは彼の引渡しをカナダに要求しています。(米国、「マリファナの王子」の身柄引き渡しをカナダに要求)アメリカカナダ両国の法律はほとんど違いがない。違うのは懲罰の内容。わずかな罰金か刑務所送りか。カナダにいれば起訴をされない。アメリカに入れば種の販売など全ての罪に問われる。終身刑もあり得る。
エメリー氏:「カナダでは種を売って起訴されたのはこの35年で2人だけ。私が刑務所を免れるよりマリファナが合法化されるほうが嬉しい。リーダーとしての信念をもっていますから。」
先月、カナダの最高裁の判断でアメリカから身柄引き渡しの要請があった場合、有罪犯罪につながるだけの根拠があるかないか証拠をつけて裁判官が決めなければならなくなっている。引き渡さないということになる。カナダは彼を起訴しないことになったので引き渡されずに済みそうです。去年、カナダの首相になったスティーブン・ハーパー氏は保守派で、マリファナに関してアメリカと同じような罰則を適用すると言っている。その判決の翌日、48歳のマーク・エメリーは21歳のガールフレンドと結婚しました。
(2006年放映TBSテレビ「CBSドキュメント」マリファナの王子危機一髪 CBSテレビ「60minute」Prince of Pot(http://throwawayyourtv.com/2006/03/marc-emery-prince-of-pot.html)より抜粋)
試合観戦数3500以上 後藤健生さん(サッカージャーナリスト)
(後藤健生さんの著書)
現地サヌワから
昨日の気圧を測ったら776hPaでした。0.7気圧。
小西克哉さん:今日のスポーツ新聞はセルジオ越後さんから永島さんとかとにかく何やってんだイエメンごときにぼろくそですから。ここまでぼろくそに言われなきゃいけない試合なのかなと思ったんですが。
内容は良くない、動きの量も少ないし、MFとFWの連携も悪いし、良かったのは守備ぐらい。それでもミスはあった。ただ、今、良い試合をしろといっても無理なんですよね。Jリーグの後、翌日集まって、33度昼間は40度あるジッタで練習をして、高い山の上のサヌアに移動して前日練習もきちっとやって、。普通は前日は軽めの練習。オシムは試合直前の練習まできちっとやる。疲れているは気圧は低いはコンディションが悪いは大変ですよ。
もちろん、試合を考えたら疲れさせないほうが良い。ただコンビネーションがないのを直すためには練習が必要。ジレンマなんです。オシムは中東合宿なんだから試合のことは考えずに練習する。
小西克哉さん:アウトサイドから何も考えずにセンターリングしていると注意して。
新聞記者に言ったのも半分だけれども、選手に伝わるだろうと思っていっている。
イエメン戦の前日練習でアウトサイドでクロスをあげずにパスをつないで展開する練習を徹底してやる。試合に出てきた問題点をすぐに修正する。1回練習したぐらいでは変わらないけど、アウトサイドの選手の意識は変わりましたよね。意識の部分は変わったけれど、実際にできるかはまだ。試合で出てきた問題をすぐに修正する練習をする。それを積み重ねて直すしかない。中東遠征ではなく、中東合宿だと思えば非常に意義のある合宿だった。
もう一つ、こういう非常に難しい環境の中でしっかり戦える選手、しっかり走れる選手と日本では良いけどこういうところではうまくいかない選手がいる。そういうこともオシムさんは観察できた。試合内容はひどいけど、非常に意義のある合宿だった。ワールドカップは長いこと一緒にやるのでそういうことも大切。何週間もアウェイの環境でやらなきゃいけない。
(2006年9月7日TBSラジオ「ストリーム」より抜粋)
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試合が終わったあともリザーブが練習していたの見て、とにかく徹底して練習というのが伺えた。とにかく勝って結果をという長いスパンで考えないで言及し、分析をしない日本のスポーツジャーナリズムのなさを感じた。
2006年09月06日
先週水曜日に開幕した第63回ヴェネチア国際映画祭。今年はなんと6本もの日本映画が公開され、そのうち2つの作品がコンペ部門に出品されるという事で受賞の期待が高まっています。果たして、現地での評判はどんな感じなのでしょうか?
そこで今夜は、現在ヴェネチアを取材中の映画評論家・齋藤敦子さんに電話を繋ぎ、現地からの最新情報を伝えていただきました。
映画評論家・齋藤敦子さん:
先週から今日の朝で29本目を見ました。
日本映画6本は多い。去年は宮崎駿監督の栄誉金獅子賞のイベントがありましたが、作品的にはコンペにたけしさんの「TAKESHIS'」が入ったくらい。今年は賞が出るコンペ部門とオリゾンティ部門に各2本が入りまして、賞を取る可能性がある作品が4本ある。
今敏監督の「パプリカ」が日本映画のトップをきって先日上映されまして、招待作品の黒沢清監督の「叫び」、宮崎吾郎監督の「ゲド戦記」が上映されたところで残り賞が出る可能性のある作品は3本はこれからです。
「パプリカ」は年上の評論家の人は話しについていけない。夢な話ですから。好き嫌いが分かれる。今監督はオタク関係、アニメ関係にファンが多くて、ファンの観客は気に入っているみたいです。
招待作品の黒沢清監督の「叫び」はホラー映画なんですが、葉月里緒奈さんが幽霊の役で彼女がベネチアにいらしているんですけれども。美しいけど怖い。とても素晴らしい演技です。
「ゲド戦記」は招待作品なので賞は出ないんです。公開はしました。お父さんと比べられちゃうので不利だと思います。ジブリアニメのファンが多いので皆さん楽しまれたと思いますよ。
カンヌでは911関連の作品が目立っていたんですが、ヴェネチアはどうですか。
社会派がありますが、今年は何故かアメリカ映画に過去を振り返る映画が多い。ブライアン・デ・パルマの「ブラックダリア」、アレン・コールターの「ハリウッドランド」は40年代50年代のハリウッドの裏目を描いたもうです。エメリオ・エステベスの「ボビー」はロバート・ケネディ暗殺を描いたもの。とても良い作品でした。「ブラックダリア」は日本でもまもなく公開されますが、ジェイムズ・エルロイのハリウッド史の発端なる映画で、エルロイもベネチアに来ていて映画を褒めているのできるのではないでしょうか。
ヴェネチア映画祭があるにも関わらず、ローマでまた新しい映画祭を作ろうとしてまして、1回目が今年開かれる。ローマ映画祭がベネチアを揺るがしかねないとイタリアのメディアは煽りまくっていたんです。首都ですからお金が集まりやすいし、マスコミもそろっているし会場も広いしどの点をとってもベネチアより有利で。ただ、ヴェネチアは歴史がありますし、マルコ・ミラーというベテランのディレクターもいますので映画祭の中身が勝負なので。両立していけば。ローマは来月です。作品はダブりません。
ベネチアのコンペ部門の審査委員長はカトリーヌ・ドヌーブなんです。キャメロン・クロウとか韓国のパク・チャヌク監督が入っています。オリゾンテ部門は日下部圭子さんというプロデューサーが入っています。
賞レーストップを走っている2本がスティーヴン・フリアーズの「クイーン」とアラン・レネの「Coeurs」という作品です。「クイーン」はダイアナ元皇太子妃が事故死した時にエリザベス女王とトミー・ブレア首相の駆け引きを描いた。エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンが素晴らしい演技でフリアーズが金獅子賞を取らなくてもヘレン・ミレンの女優賞は確実ではないかと言われています。私はどちらかが金獅子賞を取ると思います。
(2006年9月5日J-WAVE「Jam the World」Cutting Edgeより)
「パプリカ」
2007年
2007年正月第一弾テアトル新宿ほか全国公開
公式サイト
監督:今敏
アニメーション制作:マッドハウス
原作:筒井康隆 『パプリカ』
音楽:平沢進
キャラクターデザイン:安藤雅司
音響:三間雅文
声の出演:林原めぐみ
古谷徹
江守徹
「蟲師」
2006年日本
2007年公開
監督:大友克洋
原作:漆原友紀
出演:オダギリジョー
江角マキコ
大森南朋
蒼井優
「叫(さけび)」
2006年日本
2007年陽春シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館にて全国ロードショー
一瀬隆重プロデューサー
監督:黒沢清
出演:葉月里緒奈
役所広司
小西真奈美
伊原剛志
平山広行
オダギリジョー
加瀬亮
「ブラック・ダリア」THE BLACK DAHLIA
2006年アメリカ
10月14日公開
公式サイト
監督:ブライアン・デ・パルマ
原作:ジェイムズ・エルロイ『ブラック・ダリア』(『LAコンフィデンシャル〈上〉』)
脚本:ジョシュ・フリードマン
出演:ジョシュ・ハートネット
スカーレット・ヨハンソン
ヒラリー・スワンク
「Hollywoodland」
アメリカ
監督:アレン・コールター
出演:エイドリアン・ブロディ
ベン・アフレック
ダイアン・レイン
「Bobby(Work in progress)」
アメリカ
監督:エミリオ・エステヴェス(俳優マーティン・シーンの長男。)
出演:シャロン・ストーン
アンソニー・ホプキンス
デミ・ムーア
リンジー・ローハン
ローレンス・フィッシュバーン
「The Queen」
英・仏・伊
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演: ヘレン・ミレン
ジェイムズ・クロムウェル
マイケル・シーン
「心 Coeurs(Private Fears in Public Places)」
仏・伊
監督:アラン・レネ
出演:ランベール・ウィルソン
サビーヌ・アゼマ
そこで今夜は、現在ヴェネチアを取材中の映画評論家・齋藤敦子さんに電話を繋ぎ、現地からの最新情報を伝えていただきました。
映画評論家・齋藤敦子さん:
先週から今日の朝で29本目を見ました。
日本映画6本は多い。去年は宮崎駿監督の栄誉金獅子賞のイベントがありましたが、作品的にはコンペにたけしさんの「TAKESHIS'」が入ったくらい。今年は賞が出るコンペ部門とオリゾンティ部門に各2本が入りまして、賞を取る可能性がある作品が4本ある。
今敏監督の「パプリカ」が日本映画のトップをきって先日上映されまして、招待作品の黒沢清監督の「叫び」、宮崎吾郎監督の「ゲド戦記」が上映されたところで残り賞が出る可能性のある作品は3本はこれからです。
「パプリカ」は年上の評論家の人は話しについていけない。夢な話ですから。好き嫌いが分かれる。今監督はオタク関係、アニメ関係にファンが多くて、ファンの観客は気に入っているみたいです。
招待作品の黒沢清監督の「叫び」はホラー映画なんですが、葉月里緒奈さんが幽霊の役で彼女がベネチアにいらしているんですけれども。美しいけど怖い。とても素晴らしい演技です。
「ゲド戦記」は招待作品なので賞は出ないんです。公開はしました。お父さんと比べられちゃうので不利だと思います。ジブリアニメのファンが多いので皆さん楽しまれたと思いますよ。
カンヌでは911関連の作品が目立っていたんですが、ヴェネチアはどうですか。
社会派がありますが、今年は何故かアメリカ映画に過去を振り返る映画が多い。ブライアン・デ・パルマの「ブラックダリア」、アレン・コールターの「ハリウッドランド」は40年代50年代のハリウッドの裏目を描いたもうです。エメリオ・エステベスの「ボビー」はロバート・ケネディ暗殺を描いたもの。とても良い作品でした。「ブラックダリア」は日本でもまもなく公開されますが、ジェイムズ・エルロイのハリウッド史の発端なる映画で、エルロイもベネチアに来ていて映画を褒めているのできるのではないでしょうか。
ヴェネチア映画祭があるにも関わらず、ローマでまた新しい映画祭を作ろうとしてまして、1回目が今年開かれる。ローマ映画祭がベネチアを揺るがしかねないとイタリアのメディアは煽りまくっていたんです。首都ですからお金が集まりやすいし、マスコミもそろっているし会場も広いしどの点をとってもベネチアより有利で。ただ、ヴェネチアは歴史がありますし、マルコ・ミラーというベテランのディレクターもいますので映画祭の中身が勝負なので。両立していけば。ローマは来月です。作品はダブりません。
ベネチアのコンペ部門の審査委員長はカトリーヌ・ドヌーブなんです。キャメロン・クロウとか韓国のパク・チャヌク監督が入っています。オリゾンテ部門は日下部圭子さんというプロデューサーが入っています。
賞レーストップを走っている2本がスティーヴン・フリアーズの「クイーン」とアラン・レネの「Coeurs」という作品です。「クイーン」はダイアナ元皇太子妃が事故死した時にエリザベス女王とトミー・ブレア首相の駆け引きを描いた。エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンが素晴らしい演技でフリアーズが金獅子賞を取らなくてもヘレン・ミレンの女優賞は確実ではないかと言われています。私はどちらかが金獅子賞を取ると思います。
(2006年9月5日J-WAVE「Jam the World」Cutting Edgeより)
「パプリカ」
2007年
2007年正月第一弾テアトル新宿ほか全国公開
公式サイト
監督:今敏
アニメーション制作:マッドハウス
原作:筒井康隆 『パプリカ』
音楽:平沢進
キャラクターデザイン:安藤雅司
音響:三間雅文
声の出演:林原めぐみ
古谷徹
江守徹
「蟲師」
2006年日本
2007年公開
監督:大友克洋
原作:漆原友紀
出演:オダギリジョー
江角マキコ
大森南朋
蒼井優
「叫(さけび)」
2006年日本
2007年陽春シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館にて全国ロードショー
一瀬隆重プロデューサー
監督:黒沢清
出演:葉月里緒奈
役所広司
小西真奈美
伊原剛志
平山広行
オダギリジョー
加瀬亮
「ブラック・ダリア」THE BLACK DAHLIA
2006年アメリカ
10月14日公開
公式サイト
監督:ブライアン・デ・パルマ
原作:ジェイムズ・エルロイ『ブラック・ダリア』(『LAコンフィデンシャル〈上〉』)
脚本:ジョシュ・フリードマン
出演:ジョシュ・ハートネット
スカーレット・ヨハンソン
ヒラリー・スワンク
「Hollywoodland」
アメリカ
監督:アレン・コールター
出演:エイドリアン・ブロディ
ベン・アフレック
ダイアン・レイン
「Bobby(Work in progress)」
アメリカ
監督:エミリオ・エステヴェス(俳優マーティン・シーンの長男。)
出演:シャロン・ストーン
アンソニー・ホプキンス
デミ・ムーア
リンジー・ローハン
ローレンス・フィッシュバーン
「The Queen」
英・仏・伊
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演: ヘレン・ミレン
ジェイムズ・クロムウェル
マイケル・シーン
「心 Coeurs(Private Fears in Public Places)」
仏・伊
監督:アラン・レネ
出演:ランベール・ウィルソン
サビーヌ・アゼマ
2006年09月05日
さすらいの裁判傍聴人・阿曽山大噴火さん
傍聴席61席に対し希望者は2002人。倍率32倍で当たりました。運を使ってしまいました。堀江がスーツ姿で入廷。紺色のスーツに白いワイシャツにブルーのネクタイというフォーマルな格好。法廷ではネクタイをしていた。
裁判が始まって、被告人前をと言われるとホリエモンは証言台を指差して「ここでいいんですかね。」と確認したが誰も答えてくれない。完全無視。名前、生年月日を確認して、起訴状朗読。そのあと罪状認否。やったかたやってないか。
裁判官が今の時点で聞きたいことありますかと聞いたら、ホリエモンが「特にないです。」と断言。特にないというのは罪を認めるということ。横にいた弁護士がざわつく。ホリエモンが「これって罪状認否じゃないですよね。」TBSの秋山宇宙飛行士がこれって本番ですかというような感じ。弁護人があせって罪状認否だよ。ホリエモンが慌てて「すいませんあれです。起訴状に書かれていることはやってません。」最初認めたのかなと法廷がざわざわっとした。
起訴状のなかにライブドアは企業買収をしている会社という説明があった。それが悪意に満ちているということなんですね。全くやっていない無罪主張。
俺が一番気になったのは午前10時から12時の2時間の間にネクタイの結び目を触ったのが12回。文字通り自分の首を絞めている。触りすぎてネクタイがスーツから出ている。
午後は13時15分から再開。
(2006年9月4日TBSラジオ「ストリーム」より)
罪状認否で罪を認めるかのようなホリエモン、ネクタイを触る回数など阿蘇山さんのテレビのニュースでは伝えられない傍聴レポートは本当に面白い。ホリエモンはふてぶてしいけど何か間抜けなキャラが憎めないような憎らしいような。阿蘇山がテレビの報道ステーションで傍聴した人としてインタビューされていたのでびっくりしました。続きを読む
傍聴席61席に対し希望者は2002人。倍率32倍で当たりました。運を使ってしまいました。堀江がスーツ姿で入廷。紺色のスーツに白いワイシャツにブルーのネクタイというフォーマルな格好。法廷ではネクタイをしていた。
裁判が始まって、被告人前をと言われるとホリエモンは証言台を指差して「ここでいいんですかね。」と確認したが誰も答えてくれない。完全無視。名前、生年月日を確認して、起訴状朗読。そのあと罪状認否。やったかたやってないか。
裁判官が今の時点で聞きたいことありますかと聞いたら、ホリエモンが「特にないです。」と断言。特にないというのは罪を認めるということ。横にいた弁護士がざわつく。ホリエモンが「これって罪状認否じゃないですよね。」TBSの秋山宇宙飛行士がこれって本番ですかというような感じ。弁護人があせって罪状認否だよ。ホリエモンが慌てて「すいませんあれです。起訴状に書かれていることはやってません。」最初認めたのかなと法廷がざわざわっとした。
起訴状のなかにライブドアは企業買収をしている会社という説明があった。それが悪意に満ちているということなんですね。全くやっていない無罪主張。
俺が一番気になったのは午前10時から12時の2時間の間にネクタイの結び目を触ったのが12回。文字通り自分の首を絞めている。触りすぎてネクタイがスーツから出ている。
午後は13時15分から再開。
(2006年9月4日TBSラジオ「ストリーム」より)
罪状認否で罪を認めるかのようなホリエモン、ネクタイを触る回数など阿蘇山さんのテレビのニュースでは伝えられない傍聴レポートは本当に面白い。ホリエモンはふてぶてしいけど何か間抜けなキャラが憎めないような憎らしいような。阿蘇山がテレビの報道ステーションで傍聴した人としてインタビューされていたのでびっくりしました。続きを読む
2006年09月04日
試合観戦数3500以上 後藤健生さん(サッカージャーナリスト)
(後藤健生さんの著書)
0対1で負け。
ジッタから後藤健生さん。
ジッタはとにかく暑い。試合の時、気温が33度で湿度46パーセント。試合終了時は湿度60以上。これは暑いですよ。つらいですよ。
暑さの中でスケジュールもきついので良い試合を期待してもしょうがない。その割には日本の選手はよく走っていた。昨日の試合で一番良かったのは守備だと思う。相手が2トップで阿部が出て3トップ変わった。前日の練習では4バック。相手が2トップで、戦術は相手によって変わる。すぐに3トップに変わって、その阿部が守備を頑張ったのが良かった。
チャンスが多かったんですが?
昨日はフォワードではなくて、中盤が消極的な場面が多くて自分が上がっていかない。パスも後ろに下げちゃうとか中盤に問題があった。いずれにしても中盤とフォワードが連動しなかった。チャンスの数はサウジよりは多かったけれど、十分に良い形が作れたかというと形が作れなかった。相手のキーパーのファインプレーで防がれたのが3回。フォワードの問題ではなかった。チーム全体の問題。
後ろのほうはきちっと形を作った。浦和の選手が多いのでその辺のコンビネーションで。攻撃で誰がパスを回すのかできていない。一緒にやった経験がないからしょうがない。
とにかく練習が凄いですよ。試合直前のウォーミングアップでまともな練習をしている。暑い中で。試合を考えたらやり過ぎ。でも、今の日本代表を考えたら、試合よりも練習をしたい。本当は試合のない練習が3,4日あれば一番良いんでしょうが。試合のあるたびに集まって一生懸命練習している。
アジアカップの予選は2位に入れば良い。サウジと日本はほぼ間違いない。特にサウジ戦は勝っても負けても良い。大事なのはイエメン戦。勝つか引き分けで2位。むしろサウジ戦は控えを出すのかと思っていました。試合で勝つことよりも練習。
2300メートルのイエメンでも練習するでしょうね。気候が全然違いますからきついでしょうね。選手のコンディションを見て入れ替えがあると思います。力関係から言って、サウジはイエメンより弱いですから良いコンディションの選手を使えば勝てるでしょうが。
1点入った時間はミスが多くて、坪井が足がつっちゃって。不運はいつでもある。
イエメン戦は結果を出したい。引き分け以上。負けても最低0対1。2300メートルの高知でどれだけ動けるか。長野県出身の田中隼人は高いとこ強いかもしれませんよ。
(2006年9月4日TBSラジオ「ストリーム」より抜粋)
2006年09月03日
「大人げない発言で振り返る小泉総理の5年間」石原壮一郎さん
(石原壮一郎さんの著作)
はっきり言えることは日本の歴代首相の中で小泉首相ほど大人気ない発言をした人はいない。この方がするのは大人気ない発言界での大きな損失です。
次の人は大人げない的には期待できそうもないですけど。切れやすいところもあるし。長期政権を支えたのは大人気なさにあるのではないか。1年ごとに改めて大人気なさを堪能したいと思います。
石原さんが選んだ2001年のベストオブ大人げない発言
大相撲夏場所で優勝した貴乃花への発言
「痛みに堪えて良くがんばった。感動した。」2001年5月27日
石原壮一郎さん:就任4月から1ヶ月。小泉総理の大人気なさの部分が国民の喝采を浴びていた。そのまんまのストレートな言い方。今までの政治家、役人は大人の発言に終始して本音を見せないイメージがあった。ここまでストレートな本音をもらしちゃう大人げない言い方をしちゃうその小泉首相に。こういう人だから大人の牙城を崩してくれるんじゃないかとみんな思った。こういうドラマティックなところに居合わせるところが小泉首相の運の良さを感じるんですけど。
小西克哉さん:これは飯島秘書官が計算してますよ。
石原壮一郎さん:ちなみにこの年の次点をあげると、総理になりたてのこの発言。
「私の内閣の方針に反対する勢力これは全て抵抗勢力です。」2001年5月9日衆議院本会議。
抵抗勢力が流行語になりましたけれども。自民党をぶっ壊すもしょっちゅう言っていたわけですが。どれも大人気なくて単純だから言えた台詞。自民党にいて自民党をぶっ潰すと言うのは相当大人気ないと言えない台詞ですけれども。
小西克哉さん:自分の政策をやらない自民党はぶっ潰すという条件説が付いているんですよ。何でもかんでもぶっ潰すとは言っていない。メディアがここだけ言うから何でもかんでもぶっ潰すのかと思う。これこれだったらぶっ潰すと言っているわけですよ。
石原壮一郎さん:自分の会社にいる時あんな社長がいるうちはぶっ潰すとは言わないので。だからこそ期待が持てたんですが。
2002年のベストオブ大人げない発言
外務省との対立で田中元外相が記者会見で涙ぐんだことについての発言。
「涙は女性の最大の武器だって言うからね。泣かれると男は太刀打ちできないでしょう。」
石原壮一郎さん:言っちゃいましたね。このころになると、前の年は期待していたんですけど、段々雲行きが怪しくなってくる。国民の間にもしかして単に大人気ないだけなんじゃないかと。
小西克哉さん:田中外相を辞めさせた後、支持率が激減するんですよ。
石原壮一郎さん:この台詞がターニングポイントになったところがあると思います。小泉首相の大人気なさみたいなところの幻想が崩れたという発言だった。聞きようによってわざと涙を流してことを有利に運ぼうとしたと言いたいように聞こえる。真紀子さんはそんな気持ちはかけらもなかったと思うんで、こう言われて余計泣いたんではないかと思う。大人気なさによって叩き潰した。大人気ない抑圧力。
2003年のベストオブ大人げない発言
国債の発行額を30兆円以内に抑える公約についての発言。
「この程度の約束を守れなかったというのは大したことではない。」
2003年1月23日衆議院予算委員会。
石原壮一郎さん:完全にこの頃になる疑惑は確信に変わって、都合が悪くなると誤魔化すタイプだな。大人気なくはぐらかす人なんだという印象が皆さんの間に定着した。
小西克哉さん:これは決定的な失言ですよね。小泉5年間の政治の中でおそらく1番の失言だと思います。
石原壮一郎さん:言ってる口調は自信満々で良いんですが、言っている内容はこれは言っちゃいけないだろうという感じの。
小西克哉さん:30兆円に抑えるというのは小さな政府を作るという大事なキー。それを大したことではないという、つまり破ってい良いのは言葉が信用できなくなっちゃう。決定的な大事なところ。
石原壮一郎さん:自分の言っていた改革も当てにならなくなったということになる。この年の次点として、自衛隊のイラク派遣問題でどこが非戦闘地域かという当時の菅直人民主党代表に対して。
「どこが非戦闘地域で戦闘地域かと今この私に聞かれたって分かるわけないじゃないですか。」7月23日
大人気ない居直り力。大人気ない無責任力。
小西克哉さん:総理大臣が分からないけど、自衛隊は行っているということは国として行っているところが戦闘地域か分からないけど取り敢えず行ってみていることになる。
石原壮一郎さん:オリンピックじゃないんだから行っていることに意義がある。小泉首相のなかではそういうものだったんだろう。
2004年のベストオブ大人気ない発言
厚生年金の加入問題に対し小泉総理がかつて仕事をせず給料をもらっていた時期があったことについてのこの発言。
「人生いろいろ。会社もいろいろ。社員もいろいろです。」
石原壮一郎さん:誰がそうだそうだと言っているのでしょうか。何で謝んなきゃなんないのかと居直り力。このときは就任したばかりの岡田代表と初の直接対決。発言を良く読み返すと反論もきちんとしている。これこれこういういきさつで面倒見てくれる人がいてと。大人気ない目先の受け狙い力。
小西克哉さん:人生いろいろ。会社もいろいろ。社員もいろいろ。最後はだって人間だものと言うのかと思っちゃう。
2005年のベストオブ大人気ない発言
靖国神社参拝についてのこの発言。
「いつ行くか適切に判断いたします。どう判断するか人によって違います。適切に判断するとこれが良い答弁なんですよ。」
小西克哉さん:面白い。これに国民は拍手するんですよ。そういう国民になっちゃった。洗脳された。こんな面白い総理大臣出てこない。吉田茂以来ですよ。吉田茂は怒るでしょうね。
石原壮一郎さん:適切の根拠を聞きたくて聞いているのに全然答えずはぐらかしながら、自分で良い答弁なんですよと言ってしまっているわけです。適切って言っているから適切なんだよと高校生みたい。大人気ない面子。大人気ない意地に基づいてきている。諦め。大人気ない投げやり力。大人気ない反省なさ力。随所で発揮。郵政解散で大勝ちしたとき。
小西克哉さん:民主党が岡田さんが真面目で、人を食ったような小泉さん。
2006年のベストオブ大人気ない発言
末期症状の大人気ない3連発
「私は格差が出るのは悪いことと思っていません。」
「がせというのは偽者。ネタは商品。インチキな商品を言う。」
「Thank you very much American people for love me tender.」
小西克哉さん:これは日本国民としてむしずが走る思いがする。聞きたくねえんだよな。愛撫してくれてありがとうと言っているようなもんだから。文法的には完全に間違っているけど。非常に不愉快です。
石原壮一郎さん:格差発言は大人気ないぶっちゃげ力。
小西克哉さん:仕方がない立ったらまだしも。悪いことではないと。
石原壮一郎さん:悪いことで何とかするのが政治家です。がせ発言にはこのころには偽者だと分かっていたと思う。大人げない勝ち誇り力。いやらしく発揮されている。love me tenderは文法的には駄目駄目だし、発音もべたべただと。でもうけが取れて本人的には満足。英語の本場でかなりな度胸なんですが。大人げないマイペース力を持っての所業。
-総評-
この5年半、小泉首相が散々大人げない発言をしてくれたんですが、その大人げない発言が何故人気を呼んだのか。
みんなの心の中にある大人げない部分を刺激したのではないか。格差の問題にしても悪いことではないのはいけないんですが、あるのはしょうがないのではと思っている。それを言っちゃったり。
人生いろいろ会社もいろいろも政治家だからそういう変な使い方もあるだろうとみんな思っている。みんな分かっている。小泉首相の大人げないパワーも大人の建前とか大人のお約束とか蹴散らしてしまった。特に民主党なんかは大人の建前でできている。ほかの自民党の旧勢力は大人のお約束で足を引っ張ろうとした。それも結局、大人の大人げなさで蹴散らしてしまった。大人力を提唱しているものとしては大人力が大人げなさに勝てなかったのが非常に悔しい。民主党、旧勢力の大人力は大人を悪用している大人力ですから。昔の政治家の公約は守りますというのはうそはみえみえで、駄目な大人力を発揮してきたからこそ小泉さんのやり方が新鮮に映ってしまった。政治家の大人力を鍛えるために大人力に邁進していきたいと思います。
(2006年9月1日TBSラジオ「ストリーム」より抜粋)
続きを読む
(石原壮一郎さんの著作)
はっきり言えることは日本の歴代首相の中で小泉首相ほど大人気ない発言をした人はいない。この方がするのは大人気ない発言界での大きな損失です。
次の人は大人げない的には期待できそうもないですけど。切れやすいところもあるし。長期政権を支えたのは大人気なさにあるのではないか。1年ごとに改めて大人気なさを堪能したいと思います。
石原さんが選んだ2001年のベストオブ大人げない発言
大相撲夏場所で優勝した貴乃花への発言
「痛みに堪えて良くがんばった。感動した。」2001年5月27日
石原壮一郎さん:就任4月から1ヶ月。小泉総理の大人気なさの部分が国民の喝采を浴びていた。そのまんまのストレートな言い方。今までの政治家、役人は大人の発言に終始して本音を見せないイメージがあった。ここまでストレートな本音をもらしちゃう大人げない言い方をしちゃうその小泉首相に。こういう人だから大人の牙城を崩してくれるんじゃないかとみんな思った。こういうドラマティックなところに居合わせるところが小泉首相の運の良さを感じるんですけど。
小西克哉さん:これは飯島秘書官が計算してますよ。
石原壮一郎さん:ちなみにこの年の次点をあげると、総理になりたてのこの発言。
「私の内閣の方針に反対する勢力これは全て抵抗勢力です。」2001年5月9日衆議院本会議。
抵抗勢力が流行語になりましたけれども。自民党をぶっ壊すもしょっちゅう言っていたわけですが。どれも大人気なくて単純だから言えた台詞。自民党にいて自民党をぶっ潰すと言うのは相当大人気ないと言えない台詞ですけれども。
小西克哉さん:自分の政策をやらない自民党はぶっ潰すという条件説が付いているんですよ。何でもかんでもぶっ潰すとは言っていない。メディアがここだけ言うから何でもかんでもぶっ潰すのかと思う。これこれだったらぶっ潰すと言っているわけですよ。
石原壮一郎さん:自分の会社にいる時あんな社長がいるうちはぶっ潰すとは言わないので。だからこそ期待が持てたんですが。
2002年のベストオブ大人げない発言
外務省との対立で田中元外相が記者会見で涙ぐんだことについての発言。
「涙は女性の最大の武器だって言うからね。泣かれると男は太刀打ちできないでしょう。」
石原壮一郎さん:言っちゃいましたね。このころになると、前の年は期待していたんですけど、段々雲行きが怪しくなってくる。国民の間にもしかして単に大人気ないだけなんじゃないかと。
小西克哉さん:田中外相を辞めさせた後、支持率が激減するんですよ。
石原壮一郎さん:この台詞がターニングポイントになったところがあると思います。小泉首相の大人気なさみたいなところの幻想が崩れたという発言だった。聞きようによってわざと涙を流してことを有利に運ぼうとしたと言いたいように聞こえる。真紀子さんはそんな気持ちはかけらもなかったと思うんで、こう言われて余計泣いたんではないかと思う。大人気なさによって叩き潰した。大人気ない抑圧力。
2003年のベストオブ大人げない発言
国債の発行額を30兆円以内に抑える公約についての発言。
「この程度の約束を守れなかったというのは大したことではない。」
2003年1月23日衆議院予算委員会。
石原壮一郎さん:完全にこの頃になる疑惑は確信に変わって、都合が悪くなると誤魔化すタイプだな。大人気なくはぐらかす人なんだという印象が皆さんの間に定着した。
小西克哉さん:これは決定的な失言ですよね。小泉5年間の政治の中でおそらく1番の失言だと思います。
石原壮一郎さん:言ってる口調は自信満々で良いんですが、言っている内容はこれは言っちゃいけないだろうという感じの。
小西克哉さん:30兆円に抑えるというのは小さな政府を作るという大事なキー。それを大したことではないという、つまり破ってい良いのは言葉が信用できなくなっちゃう。決定的な大事なところ。
石原壮一郎さん:自分の言っていた改革も当てにならなくなったということになる。この年の次点として、自衛隊のイラク派遣問題でどこが非戦闘地域かという当時の菅直人民主党代表に対して。
「どこが非戦闘地域で戦闘地域かと今この私に聞かれたって分かるわけないじゃないですか。」7月23日
大人気ない居直り力。大人気ない無責任力。
小西克哉さん:総理大臣が分からないけど、自衛隊は行っているということは国として行っているところが戦闘地域か分からないけど取り敢えず行ってみていることになる。
石原壮一郎さん:オリンピックじゃないんだから行っていることに意義がある。小泉首相のなかではそういうものだったんだろう。
2004年のベストオブ大人気ない発言
厚生年金の加入問題に対し小泉総理がかつて仕事をせず給料をもらっていた時期があったことについてのこの発言。
「人生いろいろ。会社もいろいろ。社員もいろいろです。」
石原壮一郎さん:誰がそうだそうだと言っているのでしょうか。何で謝んなきゃなんないのかと居直り力。このときは就任したばかりの岡田代表と初の直接対決。発言を良く読み返すと反論もきちんとしている。これこれこういういきさつで面倒見てくれる人がいてと。大人気ない目先の受け狙い力。
小西克哉さん:人生いろいろ。会社もいろいろ。社員もいろいろ。最後はだって人間だものと言うのかと思っちゃう。
2005年のベストオブ大人気ない発言
靖国神社参拝についてのこの発言。
「いつ行くか適切に判断いたします。どう判断するか人によって違います。適切に判断するとこれが良い答弁なんですよ。」
小西克哉さん:面白い。これに国民は拍手するんですよ。そういう国民になっちゃった。洗脳された。こんな面白い総理大臣出てこない。吉田茂以来ですよ。吉田茂は怒るでしょうね。
石原壮一郎さん:適切の根拠を聞きたくて聞いているのに全然答えずはぐらかしながら、自分で良い答弁なんですよと言ってしまっているわけです。適切って言っているから適切なんだよと高校生みたい。大人気ない面子。大人気ない意地に基づいてきている。諦め。大人気ない投げやり力。大人気ない反省なさ力。随所で発揮。郵政解散で大勝ちしたとき。
小西克哉さん:民主党が岡田さんが真面目で、人を食ったような小泉さん。
2006年のベストオブ大人気ない発言
末期症状の大人気ない3連発
「私は格差が出るのは悪いことと思っていません。」
「がせというのは偽者。ネタは商品。インチキな商品を言う。」
「Thank you very much American people for love me tender.」
小西克哉さん:これは日本国民としてむしずが走る思いがする。聞きたくねえんだよな。愛撫してくれてありがとうと言っているようなもんだから。文法的には完全に間違っているけど。非常に不愉快です。
石原壮一郎さん:格差発言は大人気ないぶっちゃげ力。
小西克哉さん:仕方がない立ったらまだしも。悪いことではないと。
石原壮一郎さん:悪いことで何とかするのが政治家です。がせ発言にはこのころには偽者だと分かっていたと思う。大人げない勝ち誇り力。いやらしく発揮されている。love me tenderは文法的には駄目駄目だし、発音もべたべただと。でもうけが取れて本人的には満足。英語の本場でかなりな度胸なんですが。大人げないマイペース力を持っての所業。
-総評-
この5年半、小泉首相が散々大人げない発言をしてくれたんですが、その大人げない発言が何故人気を呼んだのか。
みんなの心の中にある大人げない部分を刺激したのではないか。格差の問題にしても悪いことではないのはいけないんですが、あるのはしょうがないのではと思っている。それを言っちゃったり。
人生いろいろ会社もいろいろも政治家だからそういう変な使い方もあるだろうとみんな思っている。みんな分かっている。小泉首相の大人げないパワーも大人の建前とか大人のお約束とか蹴散らしてしまった。特に民主党なんかは大人の建前でできている。ほかの自民党の旧勢力は大人のお約束で足を引っ張ろうとした。それも結局、大人の大人げなさで蹴散らしてしまった。大人力を提唱しているものとしては大人力が大人げなさに勝てなかったのが非常に悔しい。民主党、旧勢力の大人力は大人を悪用している大人力ですから。昔の政治家の公約は守りますというのはうそはみえみえで、駄目な大人力を発揮してきたからこそ小泉さんのやり方が新鮮に映ってしまった。政治家の大人力を鍛えるために大人力に邁進していきたいと思います。
(2006年9月1日TBSラジオ「ストリーム」より抜粋)
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2006年09月02日
シャマラン監督は、「シックス・センス」から「ヴィレッジ」に至るまでの4作品を連続してディズニーで製作しているが、自伝『The Man Who Heard Voices: Or, How M. Night Shyamalan Risked His Career on a Fairy Tale』の中で、ディズニーの体質について言及。なんでも、シャマラン監督が新作「レディ・イン・ザ・ウォーター」の脚本を見せたとき、ディズニー側は見当違いな注文や批判をしてきたそうだ。
シャマラン監督はワーナー映画で新作を撮る決意を固めたという。
(M・ナイト・シャマラン監督がディズニーを批判!より)
「声を聞いた者、もしくはM・ナイト・シャマランがどのようにおとぎ話で成功を危険にさらしたのか?」と訳すのでしょうか。
今週号の週刊現代の町山智浩さんのコラム「アメリカで味噌汁」で、この本について書かれていました。
実際、シャマランは「ヴィレッジ」で物語のつじつまが合わない点、ラストが弱い点をディズニー側に指摘されながらも耳を傾けずに映画を作った。しかし、映画は失敗した。それでシャマランは「レディ・イン・ザ・ウォーター」ではディズニーの指摘を受けようと思ったが、脚本をことごとく指摘され涙した。
ディズニーに60億やるから映画を作れと言われたが、シャマランはワーナーに脚本を売り込み、ワーナーと組むことにした。
結局、彼は才能を信じて作ったが、全米での興行は失敗に終わった。
全米興行収益
7月21 - 23日weekend初登場3位$18,044,396
7月28 - 30日weekend2週目6位 $7,144,275
8月 4 - 6日weekend3週目12位 $2,711,191
8月11 - 13日weekend4週目22位 $835,426
8月18 - 20日weekend5週目32位 $233,484
8月25 - 27日weekend6週目42位 $101,054
現在までの興行収益$41,682,850
レディ・イン・ザ・ウォーター LADY IN THE WATER
2006年アメリカ
2006年秋公開
公式サイト
監督、製作、脚本、出演:M・ナイト・シャマラン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ポール・ジアマッティ
ブライス・ダラス・ハワード
フレディ・ロドリゲス
ジェフリー・ライト
ボブ・バラバン
サリタ・チョウドリー
ビル・アーウィン
ジャレッド・ハリス
「シックスセンス」の騙しにやられ、未だに全ての作品を劇場で見ています。シャマランの作品は映画というより1つのアトラクションとして楽しむのが良いのではと思います。
シャマランの話はどうでも良いのですが、ディズニーシーの新アトラクションについてです。一私企業のテーマパークのアトラクションができるだけでどのニュースでも伝えているのは奇妙な感じがします。マスコミはこのアトラクションに招待するのに交通費、宿泊費などをオリエンタルランドに負担してもらっているので伝えざるを得ないのでしょうが、ニュースで伝えることはないでしょう。
シャマラン監督はワーナー映画で新作を撮る決意を固めたという。
(M・ナイト・シャマラン監督がディズニーを批判!より)
「声を聞いた者、もしくはM・ナイト・シャマランがどのようにおとぎ話で成功を危険にさらしたのか?」と訳すのでしょうか。
今週号の週刊現代の町山智浩さんのコラム「アメリカで味噌汁」で、この本について書かれていました。
実際、シャマランは「ヴィレッジ」で物語のつじつまが合わない点、ラストが弱い点をディズニー側に指摘されながらも耳を傾けずに映画を作った。しかし、映画は失敗した。それでシャマランは「レディ・イン・ザ・ウォーター」ではディズニーの指摘を受けようと思ったが、脚本をことごとく指摘され涙した。
ディズニーに60億やるから映画を作れと言われたが、シャマランはワーナーに脚本を売り込み、ワーナーと組むことにした。
結局、彼は才能を信じて作ったが、全米での興行は失敗に終わった。
全米興行収益
7月21 - 23日weekend初登場3位$18,044,396
7月28 - 30日weekend2週目6位 $7,144,275
8月 4 - 6日weekend3週目12位 $2,711,191
8月11 - 13日weekend4週目22位 $835,426
8月18 - 20日weekend5週目32位 $233,484
8月25 - 27日weekend6週目42位 $101,054
現在までの興行収益$41,682,850
レディ・イン・ザ・ウォーター LADY IN THE WATER
2006年アメリカ
2006年秋公開
公式サイト
監督、製作、脚本、出演:M・ナイト・シャマラン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ポール・ジアマッティ
ブライス・ダラス・ハワード
フレディ・ロドリゲス
ジェフリー・ライト
ボブ・バラバン
サリタ・チョウドリー
ビル・アーウィン
ジャレッド・ハリス
「シックスセンス」の騙しにやられ、未だに全ての作品を劇場で見ています。シャマランの作品は映画というより1つのアトラクションとして楽しむのが良いのではと思います。
シャマランの話はどうでも良いのですが、ディズニーシーの新アトラクションについてです。一私企業のテーマパークのアトラクションができるだけでどのニュースでも伝えているのは奇妙な感じがします。マスコミはこのアトラクションに招待するのに交通費、宿泊費などをオリエンタルランドに負担してもらっているので伝えざるを得ないのでしょうが、ニュースで伝えることはないでしょう。